21.01.21 23.03.24 更新

SDGsの普及啓発を!大阪府官学連携学生企画発表をレポート【バンタンデザイン研究所】

大阪校

12月8日(火)にバンタンデザイン研究所東京校・大阪校合同で大阪府官学連携学生企画が発表されました。

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バンタンデザイン研究所では、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催都市として「SDGsを具現化した都市づくり」を進める大阪府の普及啓発のため、官学連携で映像作品を制作することになっています。その企画発表をレポートしていきましょう!

 

今回の企画発表では、東京校と大阪校の生徒が順番に企画プレゼンテーションを行います。大阪府企画室の仲平様をはじめとする担当者の方々が審査のために来校され、選ばれた生徒は2月末の納品を目指すことになります。

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どの生徒もこの日のためにしっかりと事前準備を行い、とっておきの企画を考え、発表に向けて練習を重ねてきました。今回の発表では生徒が1名ずつ前に出て、5分間のプレゼンテーションを行います。

 

 

トップバッターは岡谷 卓さん。17あるSDGsの目標の14番目「海の豊かさを守ろう」をテーマにプレゼンテーションが始まりました。海洋の酸性化は珊瑚を死滅させてしまい、そしてその原因は二酸化炭素。そのために私たちはできることからやっていこう、という主旨の映像制作でした。

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次の発表は日本と貧しい国の給食がテーマ。日本の給食は1食あたり500〜800kcalに対し、貧しい国では100〜250kcal、さらに日本では年間1人あたり17.2kgもの食事を廃棄しているそうです。童話・白雪姫からインスピレーション得て、食べ残したリンゴを見てもったいないという流れの実写動画の企画です。発表後の質疑応答では、童話だから大人から子どもまで理解しやすいのでは?という意見が出ました。

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次の発表のテーマは「つくる責任つかう責任」がテーマ。酒井 良さんによる、資源を使いつくしてしまうのでは?という危機感に訴えかける動画制作の企画です。今回は実際に動画で使う予定のBGMも流れました。こちらも実写動画の予定だそう。

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参考資料として次々と絵コンテをスクリーンに映しながら、説明が続きます。全体的に食料廃棄問題と貧困をテーマに選んだ生徒が多いのが特徴です。

 

 

次は大阪校の生徒の発表がスタート!

 

大阪校のプレゼンテーションのトップバッターは上尾 聡一郎さん。

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「住み続けられるまちづくり」がテーマ。持続可能である重要性を説き、空き家問題に焦点を当てつつ都市のあり方を問う企画です。空き家問題は少子高齢化から来ているため、日本がまさに現在、直面している問題でもあります。

 

 

次は「つくる責任つかう責任」をテーマとした三河内 夏希さんによる15秒動画の制作企画へと移ります。食品ロスの多い日本では食料廃棄の45%が一般家庭から出ているそうです。また、90秒動画では制作予定の動画のロケ地やキャストのイメージの説明がありました。あえて情報量の少ないクレイアニメーションを選び、本当に伝えたいことを伝えやすくするそうです。

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どの企画発表も「どうすれば情報をわかりやすく正確に伝えられるか」を考え抜いたものばかりでした。今回の経験がこれからの動画制作につながっていくだけでなく、テーマであるSDGsから、今後の世界のあり方を強く意識して考えていくきっかけになったのではないでしょうか。

 

生徒のみなさん、準備から発表までお疲れさまでした!!

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