[全日制]フォトグラファ 蓮井 元彦講師に学ぶ。撮影の“Personal”と“Public”の境界線とは?【 バンタンデザイン研究所 】

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2017.07.27東京

 

「家にいるときも、外で仕事をするときも自分は自分。

撮影するときはPersonal Workであり、Professional/Public Workというスタンスを大事にしてほしいです」と、W所属フォトグラファ 蓮井 元彦講師。

 

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蓮井講師は、小松菜奈さん、Mappyなど今をトキメく人気アーティストの撮影から、雑誌、広告、アートワークまで

ジャンルを横断的してご活躍されるトップクリエイターです。

 

今回のテーマは「Personal&Public」。

 

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フォトグラフィ本科の学生は、ひとりずつ「コンタクトシート」と呼ばれる

サムネイル画像の一覧を提出します。

 

和田さん「初めて、父を撮影しました。『自分が見せたくないものを人は見たい』というのを考えて、父を被写体にしました」

 

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蓮井講師「面白いね。魅力的だって思っていない感じがいい(笑)感情が入りすぎず、冷静に向き合うほうがいいものが撮れたりするから。

家で撮影するのは基本だけど、例えば、父と過ごした場所とか、彼の好きな場所で撮影してみたら?

 

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「彼の趣味がバドミントンなら、プレイしている姿でもいいし、

飲みかけの湯のみを撮影したみたいに『お父さんがいないところで、お父さんを表現する』のもいい」とアドバイス。

 

続いては山口さん。「夜中に撮影しました。正直、難しかったです」

 

蓮井講師「夢っぽい世界を目指しているの?iPhoneで撮影するのとどう違う?」

と話をしながら、作品の意図を引き出していきます。

 

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山口さん「今は東京で一人暮らしをしているので難しいですが、本当は私も家族を撮影したいなと思います」

 

蓮井講師「ちょっと寂しい感じもあるね。どうして、ここにたどりついたのか考えて欲しいな。

基本は、自分のいるところから作品を作ること。いつも見慣れているものは、

本当につまらないものなのかな?拒否的に見ないで。

今の恵比寿の風景を撮影したら、20年後には街のアーカイブになっていたりするよね?いい写真を作るというよりも、

いつも自分がどういうものを見ているか意識して」

 

 

山﨑さんのテーマは「弟」。

日常的に撮影していることもあり、Personalであるかどうか、とても悩んだそう。

「家族でしか見られないものを撮影したらPersonalになるかと思ったんですが……」

 

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蓮井講師「SNSができて写真は変わった。見せ方によっては、作品になると思う。あとはエディット(編集)だね。

これだけでは判断し辛いから、もう少し撮り続けてみよう」

 

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そもそも。

蓮井講師が今回の課題を出した真意とは……?

「人のことを知るためには、自分のことを知らないといけないと僕は思っています。

自分と向き合うときも、社会の一部であるという前提で発想することがすごく大切で、

学生のうちから、どこからがプライベートで、どこからがパブリックなのかという接点を意識してもらえるといいと思っています」

 

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また、講評後は、講師がオススメするフォトグラファーの写真集をチェック。

蓮井講師「なんら変哲のないものも、個人のバックグラウンドをもってすれば面白いものになる」

 

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学生たちは、引き続きPersonal/Publicを模索しながら撮影を続けます!

トップフォトグラファの、世界の切り取り方を知ることで

作品も、さらにブラッシュアップされるはず。

 

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