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2017.09.25東京
授業/特別講師/講演会
この度ヘアメイク科2年生が「ヘッドピースプロジェクト」を行いました。
監修は、あの浜田ばみゅばみゅや渡辺直美さんのヘッドピース等も手がけるKUNIO KOHZAKI氏!!
スタジオで、さっそくシューティングが始まりました。
まず、プロのカメラマンさんにご挨拶してから、自身の作品のテーマを説明します。
「アングルはこんなイメージです」と、希望を伝えています……しかし!
今回は、ただのヘアメイクの撮影ではないようです。
実は今回のプロジェクトのテーマ、
「かわいい素材を使ったカッコいいヘッドピース」
もしくは
「かっこいい素材を使った可愛いヘッドピース」
という難しい課題。
それぞれの学生たちが自由に、そして試行錯誤を繰り返して素材を選んで制作し、今日の撮影に臨んでいます。
タバコというカッコイイ素材で色やカタチを工夫し、カワイイイメージを作り上げた酒井くん。
村竹さん「テーマは『アダルトベビー』。素材はなんと赤ちゃんの「おしゃぶり」
ヘッドピースをただかぶせるだけではダメなんです。
土台のヘアとのバランスをしっかり考えます。
今度は校舎の屋上へ移動して撮影!
背景が変わると、また違った印象に!!
植條さんが使った素材はバドミントンの羽!!
解体して、なめらかな流線を表現します。
「お父さんが、バドミントン好きなんです(笑)きれいなウェーブを表現したいですね」
という言葉とおり、とても繊細なデザインに仕上がっています。
「クリーム」をテーマにした森口さん。
制作したヘッドピースは、そのまま撮影するのではなく、その場で素材を足したり引いたり、ライヴ感を大切にする、
ということもKOHZAKIさんから教えて頂いた大切なこと。
クリームをプラスしたり、カタチを変えたり、その場の雰囲気大事にしてますね。
理想の仕上がりになるように撮影現場でも試行錯誤していました。
森口さん「もともと、マネキンでヘッドピースを作っていたので、いざモデルさんの頭にフィッティングさせるととても難しいと感じました」
こちらは、山本さんの作品。
本物のパンを使ってデザインを考えてきました。
「フランスパンって、カッコいいなと思って。そこから可愛らしいファンタジーな世界観に仕上げました!」
食べるものから、纏うものに昇華!
羊をテーマにした甲斐さん。
なかなかヘアとのバランスが難しい作品です。
「和紙で作りました。ネイル用のトップコートを重ね塗りして、ツヤと強度を出しています。
でも、黒は難しい!モデルさんの髪の色と同化してしまうんです。白のほうが分かりやすいのかも」と、新しい気付きを得たとのこと。
矢澤さんは、布を合わせた和髪を提案。
「土台は針金で作っています。カラフルな布を買い集めて形にしました。
パーツを合わせて、イメージ通りのデザインにするまで、苦労しました!」と、何度も形を試しながら取り組んだ様子。
そしてなかでも、ひときわ注目を集めていたのが、佐々木さんの作品「ネコ」。
「えー!本物みたい」
なんと新聞紙を細かくちぎって小さくまるめて、それを根気強くやってそれをネコのかたちに成形。圧巻です!!
「マジで!?」
と、周りからのリアクションに照れ笑いする佐々木さん。
すべて新聞紙から作られているなんて……もはや職人技。
撮影中も、「いいね。リアル!」と、ヘアスタイリストKOHZAKI氏も絶賛していました。
スタジオでの撮影を終えて、屋上へやってきたモデルさんと佐々木さん。
「雑誌『装苑』みたいなイメージで仕上げたかったんです。
うまくできたのは、モデルさんの力が大きいです!イメージにピッタリの方をSNSで見つけたので、直接オファーしました!」
それでは、もう一度撮影タイム!
青空を背景に、作品がまた違った魅力を見せてくれました。
それぞれが、それぞれの解釈で自由に作ったヘッドピース。
いつも授業とはまた違ったおもしろさ、難しさがありました。
学生たちの、豊かな芸術性が思い切り発揮されましたね!!
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