複合型デビューコレクション「VATNTAN CUTTING EDGE 2023」開催まで、1カ月!ヘッドピース制作特別講義初回に密着!【バンタンデザイン研究所】

スクールライフ
東京校
ヘアメイク学部

バンタンデザイン研究所では、在学中からのデビューを可能にするイベントを実施しています。

23917日(日)には、「VATNTAN CUTTING EDGE 2023」が行われます。

国内デザインスクールの中でも最大級の規模で、在校生(以下メンバーと呼びます)を対象とした複合型デビューコレクション。数ヶ月に及ぶ厳しい学内審査で勝ち残った作品を、ショーや展示・プレゼンテーションで発表します。

ファッションやデザイン業界から大きな注目を集め、来場者は例年2,000人を超えています!2023年度のテーマは「WORLD」。

<1. 注目コンテンツ。「ヘッドピース」制作>
今回は、数あるコンテンツの中でも「ヘッドピース」のコンテンツに密着。

バンタンデザイン研究所専門部・バンタンデザイン研究所高等部合わせて、全7つあるヘアメイク関連専攻に在籍するメンバー約100名が応募。書類審査を通過した、14名の精鋭メンバーが制作をスタートします!

238月上旬に、特別講義が行われました。

<2. 講師は、hair&makeup artist Riina講師>
監修してくださるのは、hair&makeup artist Riina講師。

「ヘアメイクのRiinaです。普段はメイクのお仕事もしています。美容師として4年働き、ヘアメイクのアシスタントなどを経て独立しました。普段は、ファッション、広告、アーティストPVなどを担当しています」とご挨拶。

Riina講師「特別授業は、単に技術を習得するだけでなく、プロのヘアメイクアーティストとしてお仕事にのぞむとき、どのようなプロセスで進めていくかを学ぶ機会でもあります。ぜひ、一人のアーティストとして、カッティングエッジにのぞんでください」

<3. 「ムードボード」を発表!>
ムードボードとは……作品のアイデア、コンセプトの写真や素材をコラージュし、視覚的にまとめたもの。

Riina講師「ムードボードは、撮影のお仕事や、作品撮りにあたり、自分の頭の中をまとめるのに大切なツールです。クライアントだけでなく、一緒に動くチームメンバーに対しても、イメージを分かりやすく伝えることができます。
一人ずつ、自分がこれからどんな作品を作るのかを発表してください。メンバー同士でコミュニケーションを取ったり、セッションしたりする際のキッカケになると思います」

こうして、14名が自己紹介と、プレゼンテーションを行いました!続いて、グループに分かれて制作の時間へ。

Riina講師が、メンバー一人ひとりの「表現したいこと」をヒアリングしつつ、より良いクリエイションに仕上げるためのポイントをフィードバックしていきます。

参加メンバーの制作意図についても、インタビューしました。

<田辺さん>

「星空がテーマで、モチーフは『さそり座』です。情熱的でオシャレなイメージがあるので、赤や青など対称的なカラーを使います。素材は、『アメリカンフラワー』などを考えています。作品にブラックライトを当てて、光の透け感も表現できたらと思います」

<大崎さん>

「WORLDというテーマを聞いたとき、各々の世界観を作るものは何か?と考えました。五感で得たものから形作られると思い、体中に張り巡らせられている『血管』をヘッドピースで表現します。コンセプトは『原動力』で、赤色も使いたいと思っています」

<田口さん>

「日本の文化をテーマにした作品を作りたかったので、盆栽をモチーフに選びました。インパクトのある盆栽を使い、かんざしなどをあしらって、華やかにしたいと思います」。

<松井さん>

「バンタンデザイン研究所入学前に、専門学校の服飾科で学んでいました。オーガンジーやシフォンなど柔らかい素材を使い、刺繍を主役にしてオリジナルの表現を追求していきたいです」

「世界と聞いて、『今見ている世界』は、これまで20年にわたって積み重ねてきたものだと思いました。一人ひとり違うのは当たり前で、その時々で見つけてきたものが今の自分を形作っていると思います。そこで、その時々で見つけたものを表現するため、レース、チュール、リボンを使いパッチワークのように組み合わせていけたらと思います!」

<藤井さん>

「テーマは『世界』ですが世界と言われても、広すぎて分からないと思いました。そこで、『人が成長して世界が広がるタイミング』を考えたときに、夜明けの朝日や、大変なときに友だちが助けてくれて前を向ける過程を選びました。大変なとき・脳内がグチャグチャになってから、それを乗り越えて成長する過程を形にしていきたいです。私は保育士をしていたのですが、その葛藤は、年齢や性別を超えて共通だと思います」と、それぞれが制作意図を明確にして取り組んでいました。

Riina講師は「ヘッドピース単体で100を表現しようとしている人が多い印象です。実際の撮影現場では、ヘッドピースで100を表すことはなく、モデル、メイク、スタイリングなど総合的なバランスで100を目指します。やりたいことが明確なのは素晴らしいこと。今後、制作しながら引き算をしていき、作品全体を俯瞰する目を養っていけると良いです」と、期待をよせました!

8月下旬には、ヘッドピースを完成させ、モデルさんをアサインしてのシューティングも行われます。作品のクオリティに大きく関わる特講。

VATNTAN CUTTING EDGE 2023」デビューに向けて、クリエイションは着実に進んでいます!

INFO

https://www.vantan.com/special/cuttingedge/

<会場>EBiS 303

150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-8

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