20.12.25 23.03.24 更新

VANTAN CUTTING EDGE 2020レポート!GRAND PRIX受賞作品は、雑誌「NYLON」誌面に掲載!「RUNWAY SESSION」バックステージをPLAY BACK!【バンタンデザイン研究所】

イベント
東京校

バンタンデザイン研究所が主催する在校生を対象とした複合型デビューコレクション「バンタンカッティングエッジ」。

国内デザインスクールの中でも、最大級となるイベントのショーを、2020年10月31日、WITH原宿ホールにて開催しました。

今回は、関係者しか見られない緊張感高まるバックステージをレポート!

 

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<BACK STAGE>

午前10時。学生たちが、準備のために原宿スペースに集まりました。

 

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衣装の細かな部分を直す学生、モデルさんを迎える準備を進める学生……。

その中でも、全体の進行を舵取りするのがディレクター&サブディレクター。

ディレクター三上さんは

「出る順番や、ショーの構成も考えました。テーマは『目触り』で、目で見て触れたくなるようなものです。

前半8体は『存在するもの』、後半8体は『存在しないもの』です。」

全体進行のみならず、リーダーたちも作品を発表します。

三上さん、古賀さんチームの作品は『霞』。グラデーションが鮮やかな紫と電飾の輝きが美しいドレスをチェック中。

三上さん「古賀さんと組むことで、いつもは自分が作らない作品に仕上がっていると思います!」

 

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授業から指導してきた講師からも合流し、学生たちにエールを送ります。

ヘア・ATSUSHI講師「プレゼンから始まって、今日を迎えるまで大変だったと思います。

モデルさんを送り帰すところまでがショーです。全ての力を発揮してください!」

メイク・Nao講師「120%やりきってください!」

スタイリング・CHIHIRO講師「いよいよ本番ですね。各々の力を出し切って楽しんでいってください!」と鼓舞します。

 

<「KUMARI」和泉さん・藤澤さん>

テーマは、ネパールに住む生きた女神「KUMARI」。

目の覚めるような赤とゴールドを基調にした作品。大ぶりなヘッドピースで抜群の存在感を放っています。

藤澤さん「メイクは、目周りを真っ黒にふちどって耳まで線を引いています。グランプリを獲って、NYLONに載りたいです!」

 

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<「INTERIOR」佐藤さん・田上さん>

鮮やかなネオンカラージャケットの裏地に100本もの編み込みを配しています。

念入りにチェックを行っていた田上さんは

「インテリアがテーマ。ミッドセンチュリーの家具職人の色使いを参考にしています。

チームを組んだHM本科の佐藤さんは、服に合わせたヘッドピースを提案してくれて、とてもクリエイションしやすかったです。優勝を狙います!」

と意気込みます。

 

<「海月」鶴飼さん・和田さん>

和田さん「ショーテーマが『目で見て触ってみたいもの』なので、ふたりでアイデアを出し合い、触りたくなる『クラゲ』にたどりつきました。

さらに綺麗なものをコンセプトで掛け合わせたくて『結婚式』を加えています。

クラゲには性別がない種類もいることから、サブテーマに『ジェンダーレス』を掲げています。」

中性的なモデルさんを起用し、つけまつ毛とラメをつけ女性的メイクを施していきます。

 

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<「BREAK UP」小林さん・廣滝さん>

テーマは「オーロラの爆発」。北欧の雪景色をイメージし、ヘッドピースでは木に雪が降り積もっている様子を表現。

小林さんは「顔には黒いラインの上にラメを足しています。ボディには3種類のラメを使っていて、オーロラが流れるような躍動感を出しています。」

隙間なくストーンを貼りつけたパーツは「結晶」をイメージ。モデルさんに持たせて歩くことで、全身で北欧の景色を想起させていくそう。

 

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<「3D painting」嶋根さん・増山さん>

「ピカソの『ゲルニカ』から着想を得ています。ピカソは立体なものを平面に描く手法で知られています。白と黒でいかに立体感を出すかが難しかったです。」

また、モデルさんの顔をかたどった紙粘土をヘッドピースの背面に付け、360度どこから見ても作品として成立するように。

増山さん「去年、先輩のアシスタントについたときに、作品が素晴らしくて憧れを抱きました。私たちも誰かのインスピレーションを与えられたらと思います。」

 

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<「奇綺麗妙」内藤さん・保科さん>

イグアナの皮膚に見立てたボディペインティングを仕上げていきます。表面をドライヤーで乾かして……

「奇妙で綺麗で妙」な世界観の総仕上げ。

 

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<「Revive Forever」関さん・高岡さん>

テーマは不死鳥。左側は尾を、右は飛んでいる不死鳥の様子を表現。

スタイリングに合わせた藍色のペイントを進める関さんは、

「緊張していますが、楽しみもあります。ランウェイでモデルさんが歩く姿を早く見たいです!」と笑顔。

当初は、悪魔的な作品に仕上げる予定だったところを、新型コロナウィルスの流行を受けてテーマを、不死鳥に変更したそう。

明るいテーマでありながらも、色使いをダークにまとめることで、自分たちが好む世界観を崩さず表現。

 

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16時。

ヘア、メイク、スタイリングをまとめ、いよいよショー会場へ移動!

モデルさんが歩くと、原宿のストリートが瞬く間にRUNWAY SESSIONショー会場に。

この日はハロウィンだったこともあり、道行く人たちから歓声があがりました。

夢中で写真撮影する人、食い入るように見つめる人、「すごい!!」と思わず声をあげる人。

様々な人たちからの熱い視線を受けて、モデルさんたちも作品の世界に没入していきます。

 

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ショー会場であるWITH HARAJUKUでは、屋外シューティングも決行!

 

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学生たちのテンションも高まり、いよいよショー本番!

次回はショーの様子をお届けします!

 

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