22.09.22 23.04.19 更新

ファッションバイヤーとは?仕事内容やスキル・なる方法を徹底解説!

職業紹介

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アパレル業界の中でも花形と言われ、人気のあるファッションバイヤーとは、どのような仕事なのでしょうか。

この記事では、ファッションバイヤーの仕事内容や必要なスキル、ファッションバイヤーになる方法を解説します。

ファッションバイヤーとは?

ファッションバイヤーとは、販売店において仕入れや買い付け、価格までの取引を行う人です。

専門店の場合、その販売店で扱っているものだけを買い付けて仕入れることもあれば、

百貨店のようにさまざまなジャンルの商品を取り扱うこともあります。

自分の選んだ商品がヒットして世間の流行になることもあるでしょう。

ファッションバイヤーの仕事内容

ファッションバイヤーの仕事は、仕入れ、買い付けだけではありません。仕事内容を詳しく見ていきましょう。

買い付け(バイイング)

商品の買い付け(バイイング)は、ファッションバイヤーの主な仕事です。

シーズンごとに行われる展示会にバイヤー自ら足を運び、

マーチャンダイザー(MD / 商品の企画から販売まで取り仕切る人)と

設計した予算や戦略にもとづいた商品を選んで買い付けます。

商談

商品を買い付ける際には、取引先と商談します。商談では、仕入れ数の相談や、価格交渉が行われます。

ファッションバイヤーは予算内で必要数を仕入れなければならず、

その交渉がファッションバイヤーの腕の見せどころです。

また、新しいブランドを見つけて新規の取引先とする場合にも商談が行われます。

 

在庫管理

買い付け以外の仕事で重要な仕事が、在庫管理です。

 

商品の売れ行きによって変動する在庫の数をチェックし、消化率を確認します。

消化率が高いほど利益が多くなるので、ファッションバイヤーは常に消化率を気にしなければなりません。

 

また、消化率は、次回の買い付けの指標にもなります。

マーケット調査

ファッションバイヤーは、的確な買い付けをするためにマーケット調査を行います。

 

マーケット調査では、世界のトレンドをチェックするために、

各国のメディア、ファッションショーやシーズンコレクションなどに参加して情報収集を行い、

買い付けの参考にします。

ファッションバイヤーが感じるやりがいは?

ファッションバイヤーがやりがいを感じるときは、なんといっても自分が仕入れた商品が売れることでしょう。

また、SNSなどで反響があったり、街で商品を着ている人を見かけたときは、

「自分が流行を作り出しているんだ」という実感と喜びがもたらされる瞬間といえます。

 

そのほか、自分が予測した仕入れ量がぴったりで、過不足なく商品が売れたときには、達成感を感じます。

こういった出来事は、今後のモチベーションにもつながるでしょう。

ファッションバイヤーの年収とキャリアパス

ファッションバイヤーの年収は、勤めるブランドや企業、雇用形態によって異なります。

ここでは、一般的なファッションバイヤーの年収とキャリアパスを解説しましょう。

3〜5年目:バイヤー(店舗付きバイヤー)

アシスタントとしてバイヤーの仕事を学び、経験を積みながらスキルアップするために、

入社3~5年目に店舗付きのバイヤーになります。ここで専門的なバイヤーとしての知識も学びます。

 

年収イメージ : 300~400万

6~10年目:バイヤー(リーダー)

自分なりの仕入れルートを開拓したり、独り立ちするためのスキルとコネクションを磨きます。

バイヤーとして一人前になる時期です。

 

年収イメージ : 400~600万円前後

11年以降:バイヤー(チーフ、独立)

チーフになると、商品開発に関わることもあります。

独立の際は、これまで培ってきたコネクションやスキルをうまく利用することで、

高収入を得ることもできるでしょう。

 

年収イメージ : 700万円以上

ファッションバイヤーに求められる能力

ファッションバイヤーになるには、次のような能力やスキルが必要です。

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トレンドを先読みする能力と見極め

ファッションバイヤーが商品を仕入れるときに必要なのが、

「トレンドを先読みする能力」と「商品を見極める能力」です。

 

これらの能力がなければ、売れる商品、消費者が求める商品を仕入れることができないでしょう。

 

トレンドや先読みする能力を身につけるためには、消費者のニーズを把握したり、

消費動向をまめにチェックしたり、日頃から様々な情報を収集する必要があります。

数字に強い

数字に強いファッションバイヤーは、売り上げに貢献できます。

 

この能力は、消化率をチェックしたり、利益を算出したりする際に必要です。

数字に強ければ、仕入れや在庫管理の際に役立つでしょう。

交渉力・コミュニケーション能力

ファッションバイヤーの仕事のひとつに、価格や納期、仕入れ数などの交渉があります。

できるだけ自分の希望に沿った結果を出すためには「交渉力」が必要です。

 

交渉力とは、利害関係が異なる相手と、お互いが納得できる着地点を目指して話し合うことをいいます。

交渉力を高めるには、コミュニケーション能力や、論理的思考などを身につけるとよいでしょう。

語学力

商品の買い付けは、国内のみならず、海外に足を運ぶこともあります。

海外で買い付けを行う際に語学力があれば、スムーズにコミュニケーションがとれるでしょう。

未経験からファッションバイヤーになるには?

未経験からファッションバイヤーになるには、セレクトショップや古着ショップに就職し、

販売員としてスタートするのが一般的です。

接客を通して、お店様の客層やニーズ、トレンドなどを把握し、ファッション業界の経験を積みます。

 

その後、店長やエリアマネージャーなどに昇格し、

さらに経験と実績を積むことで、バイヤーにキャリアチェンジするのがひとつの方法です。

 

また、企業によってはアシスタントバイヤーという職種を設けているところもあります。

そのような企業にアシスタントとして就職し、先輩バイヤーの仕事をサポートしながら経験を積み、

ゆくゆくはバイヤーとして一本立ちする方法もあります。

 

他にも、企業に就職せず、フリーランスでファッションバイヤーになる方法もあります。

近年は、SNS上で自分で買い付けした商品を販売したり、

企画力を生かしてお店をプロデュースしている人もいます。

古着の倉庫や展示会に招待してくれる人との人脈があれば、未経験でもフリーランスになることは可能です。

ただし、この方法でバイヤーになると、1人ですべての業務をこなさなければならず、

かなりの知識・スキルが求められます。

ハードルは高くなりますが、未経験でバイヤーになる方法の1つではあります。

ファッションバイヤーを目指すなら専門学校がおすすめ

ファッションバイヤーになるために、学歴は必要ありません。

しかし、ファッションやマーケティングなどの知識を学んでおくと、就職に有利になります。

 

そこでおすすめなのが専門学校です。

専門学校なら、個人のレベルに合わせて勉強できるのはもちろん、

講師の添削によって早く確実なスキルアップが可能です。

また、同じ夢や目標をもった仲間と励まし合いながら成長できるなど、

たくさんのメリットがあります。

ファッションバイヤーを目指すなら、専門学校で学ぶとよいでしょう。

目指せ!ファッションバイヤー

ファッションバイヤーはすぐになれる仕事ではなく、長い期間の努力が必要です。

企業に販売員として就職し、そこからさまざまな経験・実績を積んで、

ファッションバイヤーにキャリアチェンジするとよいでしょう。

ファッションバイヤーを目指すならこのコース

ファッションバイヤーを目指すなら、バンタンの以下のコースがおすすめです。

どんなファッションバイヤーになりたいのか、自分の目指す将来像にあわせて最適なコースを選びましょう。

 

・ファッション総合【3年制】

https://www.vantan.com/faculty/fashion/fa-30/index.php

 

・ファッションプロデュース専攻【2年制】

https://www.vantan.com/faculty/fashion/fa-19/index.php

 

・WSファッションプロデュース専攻【2年制週3日】

https://www.vantan.com/faculty/fashion/fa-22/index.php

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