22.09.16 23.04.19 更新

ブライダルヘアメイクアーティストになる方法 仕事内容や必要な資格・スキルを解説!

職業紹介

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結婚式で新郎新婦にヘアメイクをする専門職が「ブライダルヘアメイクアーティスト」です。

この仕事は、ハレの日をバックアップする特別な仕事です。

そこでこの記事では、ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容や、

ブライダルヘアメイクアーティストになる方法、必要なスキルなどを紹介します。

ブライダルヘアメイクアーティストとは

ブライダルヘアメイクアーティストとは、結婚式や披露宴、記念撮影、フォトブック制作など、

ブライダルイベント全般のヘアメイクを担当する人のことです。新郎新婦にとって一生に一度の記念すべき日をサポートすることができます。

ヘアメイクの技術だけあればできる仕事ではなく、事前の相談に応じたり、ヘアメイクの提案をしたり、

当日には花嫁の緊張をほぐしてあげたりなどの接客スキルが求められます。

ブライダルに関することがらを総合的にコーディネートするウェディングプランナーから指示を受けて仕事をする場合も多くあります。

ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容

ここでは、ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容を紹介します。

結婚式前の事前準備

ブライダルヘアメイクアーティストは、結婚式当日だけ仕事をするわけではありません。

結婚式の日より前に、新郎新婦と打ち合わせをして準備を進めていきます。

 

打ち合わせでは、新郎新婦にヘアメイクのイメージや希望をヒアリングします。

また、ドレス選びのサポートやコーディネート、フィッティングのお手伝いをすることもあります。

 

これらの打ち合わせは1度のみならず、数回行います。打ち合わせによって、お客様とイメージをすり合わせていく作業です。

 

数回打ち合わせを行ったら、結婚式当日同様のヘアメイクを新郎新婦に施し、リハーサルを行います。

リハーサルによって、イメージに相違がないか、改善すべき点はないかなどの確認をします。

前撮りのアテンド

結婚式の前に写真撮影を希望する人も増えています。

この前撮りの際に、新郎新婦に結婚式当日と同じヘアメイクをします。また、最も美しく写真が撮れるよう、アテンドも行います。

結婚式当日のアテンド

結婚式当日は、新郎新婦よりも早く会場入りし、二人を迎える準備をします。

新郎新婦が到着したら、ヘアメイクはもちろん、式が滞りなく催されるよう新郎新婦をアテンドします。

また、ドレスや和装の着付けを担当することもあります。

お色直し

新郎新婦が結婚式の途中で衣装を着替える「お色直し」も行います。

衣装やヘアメイクが変わることで会場の雰囲気がさらに華やかになるため、この演出を楽しみにしているゲストも多く、

ブライダルヘアメイクアーティストの重要な仕事のひとつです。

ブライダルヘアメイクアーティストになる方法

ブライダルヘアメイクアーティストになるには、いくつか方法があります。

 

一般的なのは、高校や専門学校などを卒業後、結婚式場やホテル、ブライダルサロン、ヘアメイク事務所などに就職します。

就職後、すぐにブライダルヘアメイクアーティストになれることは少なく、最初のうちはアシスタントからスタートするケースが多いです。

 

また、ヘアサロンに就職し、依頼があった場合にブライダルの仕事をすることもあります。

そのほか、経験と実績を積めば、フリーランスとして活躍することもできます。

ブライダルヘアメイクアーティストに有利な資格

ブライダルヘアメイクアーティストになるために資格は必要ありません。

重要なのは以下のようなスキルを身につけるため、経験と実績を積むことです。

・お客さまの要望を聞く力

・ドレスやシチュエーションにあわせたメイクの知識

・新郎新婦の緊張をほぐすためのコミュニケーション能力

 

経験や実績を積み重ねたのち、自分の技術や実力がどの程度のものなのかをチェックするために、

これから紹介する資格にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

ただし、資格取得のために時間を割くよりも、経験や実績を積んで自らのスキルアップに励むほうが

ブライダルヘアメイクアーティストになるための近道であることは覚えておいてください。

美容師免許

ブライダルヘアメイクでは、メイク以外にヘアセットも担当します。

そのため、ブライダルヘアメイクアーティストのなかには、美容師免許を取得している人もいます。

メイクアップ関連の資格

メイクアップ関連の資格には、「JMAメイクアップ技術検定」「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」「日本化粧品検定」などがあります。

色に関する資格

色に関する資格も、ブライダルヘアメイクやコーディネートの際に役立ちます。

関連する資格には「カラーコーディネーター検定試験」「ファッション色彩能力検定」「パーソナルカラリスト検定」などがあります。

ブライダルヘアメイクアーティストに必要なスキル・能力

ここでは、ブライダルヘアメイクアーティストに必要なスキル・能力を解説します。

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ヘアメイクの専門知識

ブライダルヘアメイクアーティストと名乗るからには、ブライダルヘアメイクの知識は不可欠です。

 

通常のヘアメイクの知識はもちろんのこと、肌の色やドレスの色・デザインとのバランス、

花嫁の雰囲気、会場の装飾のテーマや明るさといった要素を取り入れたブライダルヘアメイクの技術が要求されます。

 

そのほか、和装、ドレス、ブライダルのマナー、神前・教会・人前挙式の知識などもあると、ブライダル業界で活躍できるでしょう。

コミュニケーションスキル

ブライダルヘアメイクアーティストの仕事は、新郎新婦と密に接する仕事です。

例えば、結婚式の前には、どのようなヘアメイクにしたいか要望をヒアリングし、

結婚式当日には、緊張する新郎新婦を和ませるような会話や態度が必要です。

また、新郎新婦のアテンドも行うため、細やかな気遣いができる高いホスピタリティも重要でしょう。

提案力・柔軟性

新郎新婦にとって、はじめての結婚式はわからないことだらけです。

そのため、ブライダルヘアメイクに関しても、明確なプランをもっている人はそれほど多くありません。そんなときに、提案力が必要となります。

ブライダルヘアメイクアーティストが新郎新婦に対して具体的なプランをいくつか提示すると、新郎新婦から要望を聞き出せるでしょう。

 

また、新郎新婦からの要望に、柔軟なアイデアで対応することも大切です。

体力

ブライダルヘアメイクアーティストの仕事は、朝早くからスタートします。

また、1日中立ちっぱなしで、新郎新婦の行動に合わせて動き回るため、ある程度の体力が必須といえます。

強い責任感

新郎新婦にとって、結婚式は一生に一度の大切なイベントです。そのため、失敗は許されません。

なにかトラブルが起きてもすぐに対処する、よりよい結婚式になるよう全力で取り組むなどの責任感の強さも、

ブライダルヘアアーティストには必要です。

ブライダルヘアメイクアーティストの給料・キャリアについて

ブライダルヘアメイクアーティストのキャリア・年収を見てみましょう。

ここでは、一般的な例をご紹介します。

3~5年目:ブライダルヘアメイクアーティスト

一人前のブライダルヘアメイクアーティストとして働き始めることができます。

アシスタントとして働いてきたことを活かせるほか、更なるスキルアップにも臨みましょう。

年収イメージ : 200~400万円

6~10年目:ブライダルヘアメイクアーティスト(チーフ)

責任ある立場を任せられます。同時にやりがいも増えるでしょう。アシスタントの指導や教育にも参加します。

年収イメージ : 400~600万円

11年目以降:ブライダルヘアメイクアーティスト(独立またはフリーランス)

積み重ねた実績やスキルによっては、独立して自分の店を構えることも可能でしょう。

フリーランスとしても働くことができるはずです。

年収イメージ : 600万円以上

ブライダルヘアメイクアーティストのやりがい・面白さ

ブライダルヘアメイクアーティストのやりがいは、新郎新婦が自分のヘアメイクを気に入って、感謝してくれることでしょう。

式が終わった後の「ありがとうございます」の言葉は、なにものにも代えがたい喜びです。

 

また、結婚式という特別な1日を作り上げること、サポートできることもやりがいにつながります。

ブライダルヘアメイクアーティストの就職先について

ブライダルヘアメイクアーティストの主な就職先には、次のようなところがあります。

 

・結婚式場

・ホテル

・ハウスウェディング会場

・ブライダルサロン

 

このような施設に専属のヘアメイクアーティストとして就職するのが一般的です。

 

また、施設専属のヘアメイクではなく、ヘアメイク事務所や美容院に就職し、依頼があれば現場に派遣されるケースもあります。

そのほか、ウェディング専門のプランニング会社にブライダルヘアメイクアーティストとして所属することもあります。

ブライダルヘアメイクアーティストを目指すなら専門学校で学ぶのがおすすめ

ブライダルヘアメイクアーティストになるには、ヘアメイクの知識が必須であり、

それらが学べる専門学校に進学すると就職に有利にはたらきます。

 

専門学校なら、個人のレベルに合わせて学ぶことができるので、安心して技術を身につけることができます。

また、講師の添削によって、早く確実にスキルアップできることも、大きな魅力です。

さらに、同じ夢や目標をもった仲間がいるので、励まし合いながら勉強することができるなど、多くのメリットがあります。

ブライダルヘアメイクアーティストを目指すなら、専門学校で学ぶとよいでしょう。

ブライダルヘアメイクアーティストを目指そう!

ブライダルヘアメイクアーティストは、新郎新婦をより美しくするためのヘアメイクの知識・技術はもちろんのこと、

ホスピタリティや責任感も必要な仕事です。

大変なこともありますが、新郎新婦の一生に一度の特別な1日をサポートできることは、このうえない喜びになるでしょう。

ヘアメイクの知識・技術・スキルを磨いて、一流のブライダルヘアメイクアーティストを目指しましょう。

ブライダルヘアメイクアーティストを目指すならこのコース

ブライダルヘアメイクアーティストを目指すなら、バンタンの以下のコースがおすすめです。

どんなブライダルヘアメイクアーティストになりたいのか、自分の目指す将来像にあわせて、最適なコースを選びましょう。

 

●メディアヘアメイク総合【3年制】

https://www.vantan.com/faculty/hairmake/hm-01/index.php

●ヘアメイク専攻【2年制】

https://www.vantan.com/faculty/hairmake/hm-02/index.php

●WSヘアメイク専攻【2年制・週3日】

https://www.vantan.com/faculty/hairmake/hm-06/index.php

●WSヘアメイクコース【1年制】

https://www.vantan.com/faculty/hairmake/hm-09/index.php

 

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