<産学協同プロジェクト>在校生が、「次世代ガールズグループオーディション powered by Rakuten Ticket」の合格者から結成するアイドルグループ 「ALETTA」のデビュー 衣装デザイン&制作を担当!宣材写真のシューティング現場へ。

バンタンデザイン研究所では、在学中から現場で活躍できる機会が豊富です!
今回は、楽天チケット株式会社(以下「楽天チケット」)が主催する「次世代ガールズグループオーディション powered by Rakuten Ticket」の産学協同プロジェクト。
バンタンデザイン研究所在校生が、オーディションを経てデビューする新人アイドルグループ「ALETTA」が着用するデビュー衣装のデザイン&制作を担当させていただくことになりました!!
【1.「次世代ガールズグループオーディション powered by Rakuten Ticket」とは?】
2024年8月15日(木)より、アイドルや声優、女優、モデルなどマルチに活躍する人材を輩出すべく行われたオーディション。
オーディション合格者は、楽天チケットのプロデュースのもと、株式会社アクロスエンタテインメントに所属し、株式会社レイズインの音楽制作により2025年5月1日にデビューしました!
デザイン研究所メンバーがデザイン画を描いた結果、「デニム+白」が共通テーマとして浮上し、キーワードに設定。
事前の打ち合わせでは、クライアントから
- デビュー曲のCDジャケット写真、宣材写真に着用予定
- 衣装の形を同一に揃えるのではなく、メンバー一人ひとりの個性を反映させたい
- どこか私服のような雰囲気もあり、街にも違和感なく出られるようにしたい
- どこかに「制服」の要素も加えたい
- 「春仕様」「夏仕様」の2WAYになる衣装のディテール
といったご要望が伝えられました。
また、新人アーティストの衣装ということで、可愛さだけでなく、動きやすさなどの「機能性」も求められます。
2月下旬から「産学協同プロジェクト」がスタートし、迎えた4月上旬。
「宣材」撮影現場に密着しました!
スタジオには、デビュー曲が流れていて、メンバーは歌詞を口ずさんだりお喋りしたり、お互いのシューティングを見守ったりと、リラックスした雰囲気です。
衣装デザイン&制作を担当したバンタンデザイン研究所のメンバーにインタビューしました!
【2.日菜乃(HINANO)さん担当/3年制 週4日ファッションデザイン専攻 増田さん&藤川さん】
――― 衣装のこだわりは?
増田さん「日菜乃さんのメンバーカラーがイエローなので、デニムのステッチを黄色にしたり、ベルトを金色にして表現しています」
――― 通常授業の「作品制作」と違う点は?
増田さん「着る人に合わせてパターン(服の設計図)を変える必要があるので、何回も何回も調整するのが大変でした」
藤川さん「授業で作るときは、何カ月も時間をかけられますが産学協同プロジェクトは、準備期間が約1カ月間と短いです。また、“自分が表現したいもの”と、“先方の要望”を合わせるのも難しかったです。ひたすら作業をして、なんとか今日に間に合いました!大変でしたが、チャレンジして良かったです」
【3.桧香(HINOKA)さん担当/2年制 週3日ファッションデザイン専攻 田中さん】
衣装制作の経験を積むために、バンタンデザイン研究所に入学したという田中さん。
「よさこいの踊り子さんの衣装を制作したことがあり、『可動域』なども考えつつ、デザイン性を追求しました」と田中さん。
――― 衣装のこだわりを教えてください。
「桧香さんは、身長が高くショートカットなので、“格好いい”、“クール”なキャラクターに見えがちですがご本人の好みをうかがうと『可愛いテイストも好き』ということでした。なので、今回は襟をつけ、首元にメンバーカラーである『パープル』のリボンをつけ、チュールスカートを合わせて可愛らしい雰囲気にまとめました!」
――― 大変だったことは?
「メンバーの皆さんは、全体的に細身です。通常、衣装を制作するときは、トルソーを使うのですが、パターンを細めに修正する必要がありました」
――― 「産学協同プロジェクト」に参加するモチベーションは?
「非日常のために服を作れるところが楽しいです。ブランドとして販売する洋服となると、そのときどきのトレンドを反映するなど“売れるもの”が要求されます。対して衣装は、さまざまな条件が、逆にデザインを広げてくれることもあります。自由な発想でデザイン&制作できるので、やり甲斐があります!」
【4.釉衣(YUI)さん担当/バンタンデザイン研究所高等部 ファッション総合コース2年 玉井さん&熊谷さん】
先輩から制作を引き継いだという玉井さん&熊谷さん。
玉井さんは、「パターンの修正が大変でした。また、作った衣装を着てお仕事をされるので、動きやすいのが理想。激しく動かれる場合もあると思うので、強度も考えないといけません。動きやすさと、可愛さ、どちらも両立させるのが難しかったです」と振り返ります。
熊谷さんは、先輩たちに比べると、撮影やファッションショーの経験が浅いことをあげ「初めての産学協同プロジェクトに選ばれて、とても緊張しましたが、これこそがやりたかったことだなと感じます!」
【5.友里(YURI)さん担当/バンタンデザイン研究所高等部 ファッションデザイン専攻 3年 藤嶋さん】
「渋谷ファッションウィーク2024秋」では、渋谷の街中で行われたファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」にも出場。彼女自身もバレリーナとして舞台に立っており、バレリーナの衣装制作経験なども持つ実力派デザイナーです!
――― 衣装のこだわりは?
藤嶋さん「メンバーカラーであるブルーをいかしたスタイリングです。デニムは、薄めのブルーを表現したかったので、生地をブリーチして淡い色合いを出しています。春と夏でトップスの仕様が変わります。ぜひ注目してほしいです!」とニッコリ。
撮影中も、モニターをチェックしたり、合間にお直しに入ったり、キビキビと動いていました!
在学中から、実践的な現場で仕事をできることが、バンタンデザイン研究所の強み。
実践的なクライアントワークを通じて、業界で求められるスキルを身につけます!