23.01.06 23.03.30 更新

バンタンデザイン研究所主催「カッティングエッジ」ブランドコンテストにて、東京校「ボウエン ジャン(BOWEN ZHANG)」、大阪校「イール(Yrr)」がグランプリ【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校
ヘアメイク学部
ファッション学部

バンタンデザイン研究所主催

「カッティングエッジ」の「ブランドコンテスト」にて、

東京校「ボウウェン ジャン(BOWEN ZHANG)」

大阪校「イール(Yrr)」がグランプリ受賞‼

 

 
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バンタンデザイン研究所が主催する複合型デビューイベント「カッティングエッジ」が今年10月、東京と大阪で開催された。その一環として行われた「ブランドコンテスト」は、在校生が手掛けるファッションブランドがエントリーできるコンペティション。

東京校と大阪校にて、学内審査を通過したブランドがファッションショーを行い、業界の最前線で活躍するクリエイターの審査によりグランプリが決定する。今年の東京ステージの審査員は、「ファッションスナップドットコム(FASHIONSNAP.COM)」編集委員・ディレクター 芳之内史也、「アールフォーディー(R for D)」オーナー・「ディードファッション(DEED FASHION)」編集長 近藤弘一、「レショップ(L'ECHOPPE)」コンセプター 金子恵治、大阪ステージの審査員は、「LITMUS」 代表取締役 川﨑 吉朗、「LITMUS」Buyer team 綾部 帆乃香、「11747391」店長・バイヤー・ディレクター 馬込有希などが務めた。

 

<東京ステージグランプリ>
「ボウウェン ジャン(BOWEN ZHANG)」デザイナー 中村博文
インスタグラムURL:https://www.instagram.com/bowen.zhang_official/

 

東京ステージのグランプリを受賞したのは、特進クラスX-SEEDに在籍する中村博文の「ボウエン ジャン(BOWEN ZHANG)」。コンセプトは「ウェア シンフェン(WEAR XINGFEN)」で、ワクワクした気持ちや期待を着るという意味。ブランド名には、デザイナー自身の中国名を冠した。応募理由について、「在学中にコンテストで結果を出すことを一つの目標としていた。昨年度は、最終審査まで進んだものの選ばれず悔しい思いをしていた。ようやく結果を出すことができ、嬉しい」と話す。

 

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――― シーズンテーマは?

中村「幼少期の風景写真から着想を得ている。テーマは、『フレイバーテキスト(FLAVOR TEXT)』で、香りがする文章、という造語。実家に帰省しアルバムに目を通していたところ、いい写真を見つけても自分にしか背景が分からないのが残念だと感じた。少年期に夢中になっていたカードゲームも発見したが、これには短い言葉が添えられていた。『写真にも、何か一言が添えられていれば、自身の記憶の説明になる』と感じたことが着想源だ。自分の記憶の説明となるような服で、他者が見てもデザイナーの背景がわかり、また見た人自身の過去を想起させるような服でありたいと思う」。特に、テーマと密接に結びついているのが、一体目のルックと言う。中村は、「リネンなどナチュラルな素材を使っている。ショーでは、カントリーな雰囲気を演出するために植物を用いた」と振り返る。

 

 

――― グランプリの手応えは?

中村「受賞して、自信がついた。愛読していたWWDにインタビューが掲載されることも嬉しい。いずれはブランドを独立させたいが、力不足な部分も認識しているので、卒業後はアパレル企業に就職し、数年の経験を積んでから再びブランドを育てていきたい」と話す。

 

 

 

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<大阪ステージグランプリ>
「イール(Yrr)」デザイナー 山本莉乃、村上琴音、大門千夏
インスタグラムURL:https://www.instagram.com/what_yrr_feel/

 

大阪ステージのグランプリは、ファッション学部ファッションディレクター学科3年の山本莉乃、村上琴音、大門千夏による「イール(Yrr)」。アジアの若手デザイナーを発掘するコンテスト「「アジアファッションコレクション10th(Asia Fashion Collection)」で、最終ステージに進んだ経験を持つ。2021年11月から三人体制となり、山本がデザインを、大門がSNS運営を、村上が生産管理を務めている。山本は、「ブランドコンセプトは『what Yrr feel!』で、イールの感じたことや『sexy<innocence』というスタイルを大切にしている。アジア人に向けたシルエットが特徴で、特に肩のライン、ひざ周り、横から見たときのシルエットにこだわっている。自分の肩幅が狭いのがコンプレックスで、解消できるようなラインを追求している」と話す。

 

 

――― 応募の理由は。

山本「昨年は一人でブランドを運営していたが、受賞を逃した。三人体制となり、ブランドを再始動した。一位を狙っていたものの、受賞を聞いたときは驚いて頭が真っ白になった」

 

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――― シーズンテーマは。

山本「『ギフト(GIFT)』だ。リボンをほどく工程が、sexy<innocenceというブランドコンセプトと合致すると感じ、モチーフに選んだ。ギフトボックスのリボンから着想を得ていて、幼少期のギフトの記憶などもディテールに落とし込んでいる」
代表ルックは、正面から見るとプレゼントボックスのようなシルエットが特徴で、生地はラッピングの緩衝材を思わせるメッシュを選んだ。今後の展開について、「2023年1月は、大阪のセレクトショップ『11747391』で商品を展開予定。2月にはNU茶屋町で受注会も行う。いずれは、ブランドのミューズである中国人や韓国人女性に受け入れられるよう、アジアに進出できるブランドに成長したい」と意気込む。

バンタンデザイン研究所発の若手ブランドの躍進に期待したい。

差し込み映像 :https://www.youtube.com/watch?v=pHi-LMsjSkU

 

 

 

<バンタンデザイン研究所>
1965年にスタートした、ファッション・ヘアメイク・デザイン・映像・フォト・プロスケーターなどの分野に特化した人材を育成するクリエイティブ総合専門スクール(東京校・大阪校・名古屋校)。「世界が、わたしのファンになる。」をコンセプトに、現役で活躍するプロフェッショナルを講師に迎え、長期インターン、外部企業との産学協同プロジェクトなど、業界と連携した実践教育で即戦力となる人材を育成する。運営するのは、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタン。これまでグループ全体では20万人の卒業生を輩出している。

 

<カッティングエッジとは>
国内デザインスクールの中で最大規模の、在校生を対象とした複合型デビューコレクション。数カ月に及ぶ学内審査に勝ち残った作品のみが、業界関係者らにショーや展示、ショップ形式にて発表される。在学中からプロフェッショナルとして活躍し、デビューの機会を得ることができるイベント。

 

問い合わせ先:vditudm@vantan.co.jp

URL:https://www.vantan.com/topics/blog/detail/4866.php

 

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