21.09.02 23.03.25 更新

後期選択授業ガイダンス開催!ビューティーアドバイザー専攻は元M・A・Cメイクアップアーティスト・時友講師が指導!

授業/特別講師/講演会
東京校

ヘアメイク科1年生は、10月から「専攻」を決め、より専門性の高いヘアメイクを学びます。専攻は、ヘアメイク、韓流ヘアメイク、ビューティーアドバイザーなど多岐に分かれていて、より専門性の高い知識とスキルを身に着けます。

「専攻」選択の参考になるよう、授業ガイダンスが開催されました!

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ビューティーアドバイザー専攻は、化粧品の販売店で美容部員として働くための知識・技術を身に着けるコースです。

教えてくださるのは、元M・A・Cメイクアップアーティストの時友誠二講師。

デモンストレーションでは、ピンク+イエローの下地をミックスした肌作りを披露しました。

 

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「仕上げに、『M·A·C プレップ プライム フィックス+』を吹きかけて。少しだけ水分を入れてあげるとメイクの粉が定着して崩れにくくなるよ」とアドバイス。

デモの後は、体験授業を行います♪

この日参加したのは、坂本さん&西中さん。

タッチアップを始める前にこんなアドバイスを……。

時友講師「メイクでいちばん重要なことは、左右対称に仕上げることです。あとは、メイクをするときに、コントロールカラーを塗って、コンシーラーを入れて、さらにファンデーションを重ねて……と、すべて10、10、10でカバーすると『のせすぎ』になります。イメージは、下地で2~3、ファンデで4、粉3、トータルで10になるのが理想。ぜひ、考えを改めて。重たくなりすぎず自然に見えるように組み立てましょう!」と、タッチアップ前にメイクの全体構成を教えます。

 

 

<「重たく見えないけれど、マスクにもつきにくいメイク」のポイントとは?>

時友講師「僕の授業では、必ず時間を決めてメイクをします。理由は、お客さまに10分でやってくださいと言われたら10分でしないといけないから。時間は有限です。自分なりに必ず時間を設けて取り組んでください」

余裕をもって、今回は25分で仕上げます。

 

1.まず、コットンに化粧水を含ませ、肌を保湿します。

時友講師「化粧水はケチらないで使って。それから、無駄に広げるとその分だけ摩擦が起きます。コットンはすべらせておさえるだけ。同じ場所に何度もつけず、手数を少なくしましょう」

中心からゆっくり外に向かってコットンをすべらせるのがコツ!

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2.コットンが当たる表面は、できるだけ大きくなるように。表面積が増えれば、その分だけ「手数」を減らせるので時短にも!

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3.化粧水をつけたら、手の平で顔を包み込み浸透をうながして。

 

4. 『プレップ プライム ケア ブレンド エッセンシャル オイル』をおでこに1/3、頬に1/3、Tゾーンに1/3塗布します。手のひらに少し残ったオイルは、まぶたにやさしくなじませます。

 

5.ティッシュを半分に割き、顔の上にやさしく当ててテカリをおさえます。特に、小鼻の溝にたまりやすいので重点的に。

 

6.下地は、今回は黄色味のものをセレクト。ブラシでのせていきます。

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7.下地を、おでこ、鼻、頬、アゴに3点置きします。特におでこにしっかり。口周り、口の上、フェイスライン、髪の生え際なども忘れずに。ブラシは、内側から外側に向かって運びます。

時友講師「筆を動かすときに、ブロックごとに分けて、そのブロックを仕上げたらもうなぞらないこと!ブラシで触りすぎると、下地がはがれちゃうので注意して」

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8.モデルさんに「いかがですか。何か気になるところはありますか?」とたずねます。

時友講師「ファンデーションは、必ず、イエロー、ピンク、ニュートラルなカラーとバリエーションを出してあげること。どれが合うか肌の上にのせて見せて。お客様に、色味をチェックしてもらうことも大切です」と、お客さまありきで進めるようにうながします。

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9.半顔を7割ほど仕上げたら、反対もファンデーションをつけて7割ほど仕上げ、左右のバランスを見ます。

「口の上の赤みと、目のクマが気になります……」というモデルさんの要望に応えて、コンシーラーをコンシーラーブラシでのせていきます。

「オレンジ味の入ったコンシーラーでカバーして。リップブラシを使ってもいいよ」と時友講師。

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失敗しまいと慎重になる学生に……「スクールは、たくさん失敗するところ。ガンガンやりましょう!」とアドバイス。

ここで、プロの視点!

「クマを気にされる方は多いけれど、目元ギリギリまでコンシーラーとファンデをのせると1時間後にはヨレてしまいます。

なので、コンシーラーは目から放射線状につけてクマのギリギリまで伸ばしてあげて。ゆっくり、ゆっくりつけていきます。もしもお客さまが『どうしてもクマにも付けてほしい』と言われたら、今お話したことを説明してあげてください」と、メイクだけでなく接客するうえでの心遣いについても教えます。

 

時友講師「BAさんにとってメイクは自分の作品、じゃないんです。相手の作品なので、できるだけお客さまの要望を聞いてあげて」

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11.仕上げはお粉

「粉はチマチマ使わず、ガッツリ使って!特にヨレやすい小鼻は念入りにね」半分に割いたティッシュの上からブラシを運ぶことで、粒子の細かな粉だけが落ちて軽い仕上がりに。

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こうして、「重たく見えないけれど、マスクにもつきにくいメイク」の完成!

体験授業を終えて、西村さんは「ビューティーアドバイザー専攻とメイクアップアーティスト専攻とで迷っています。ビューティーアドバイザーの授業はとても実践的だと感じました」と話します。

体験授業が、自分の進路について考える良いキッカケになったはず!

 

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