こんにちは!バンタンデザイン研究所名古屋校です(^O^)
4月12日(月)、名古屋校ファッション学部の第1期生の授業がスタートしました!
入学式やオリエンテーションを終えた記念すべき初回の授業では、現役ファッションデザイナーの山本 拓講師によるクリエイションワークです。
この授業で制作するものは「等身大以上のビックコラージュ」。
学生たちが3〜4人ずつグループに分かれ、大きな模造紙の上に自分の身長よりも大きな紙の人間を創り出します。しかも、立体です。
そしてその材料は、なんと雑誌!
生徒たちが持ち寄った雑誌を破り、顔や洋服、手足を作っていきます。破った雑誌のページをジャバラに折ったり、丸めたり、面白い写真があれば切り抜いたり。
教室には、グループで話し合ったり談笑したりする学生の声、紙をビリビリ破る音、テープをちぎる音などがあふれ、実ににぎやかです。
仲間と大きな作品を作り上げていく気持ちや、授業で感じていることについて、学生に質問してみました。
Q.コラージュの全体像は見えていますか?
Aさん:全然見えていません!(笑)切り取った素材を色分けしてみたり、折ったり丸めたりして浮かんだイメージや直感で作っています。あとは友達と話しているうちに「こうしてみよう、こんな風にしてみたら?」という感じで決めています。
Q.作っていて楽しいと感じるところはどこですか?
Bさん:自由に表現できることです!自分の感覚や、友達と話し合って出てきたアイデアを形にしていくのが楽しいですね。
Cさん:雑誌をビリビリに破くところ!意外とストレス発散になったり、無心になれたりします。いろんな写真を見ているうちに、アイデアが浮かんできます。普段、雑誌を破ることなんてないので、新鮮です。
Q.作っていて難しいと感じるところは?
Dさん:立体にすることが難しいです。紙を切って貼るだけではなくて、立体にすることがこんなに難しいとは思いませんでした。立体にすることが難しいと感じつつも、みんな楽しんで取り組んでいる様子。髪の毛をカラフルにしたいからとマスキングテープを使ったり、顔の鼻の穴にサングラスの写真を使ったりと、見ているだけでも面白い斬新なアイデアが次々と形になっていきます!
しかし、ワークショップは14:30〜18:00と長丁場。だんだん集中力が切れ、疲れも見え始めます。
山本 拓講師は「行き詰まってからが勝負!疲れて悩んで、もがいているときに素晴らしいアイデアが生まれる。最後まで粘る人がいいものを創れる!」と話し、学生たちを励ましたり、アドバイスをしたりするうちに時間が迫ってきます。
そして、模造紙を壁に貼り付けて仕上げに入ります!
机の上で見ていたものと壁に貼り付けて見るものでは印象もかなり違い、人形のコラージュがどんどん姿を変えていきます。
スカートのボリュームが増えたり
帽子を被ったり、イヤリングがついたりするうちに、3グループのビッグコラージュが完成しました!
<それぞれの作品と生徒の感想>
名前はシンデレラ。切り刻まれた雑誌が元の姿(薄汚れた姿)をイメージし、色とりどりの冠が、豪華なドレスを着て美しくなった姿をイメージしています。
和の雰囲気を出したいと思い、丸い花を日の丸のイメージとして貼り付けました。
顔は唇の写真を重ねたり髪の毛をカールしたりと、立体感を出すなどの工夫を取り入れながら、「ユニーク」を目指しました。女性の雰囲気が出ように意識しました。
テーマはカラフル。いろんなカラーやデザインを使っています。雑誌を折りったら可愛いと思ったので、服の部分はすべてプリーツにしました。
授業のあとには「楽しかった〜!」という学生の声も聞こえ、みんな満足の行く作品になったようです。
これからファッションデザイナー・ファッションプロデューサーを目指す学生たちにとって、きっと思い出に残る授業になったのではないでしょうか。