20.08.03 23.03.24 更新

[産学協同プログラム] 株式会社東京プロカラーラボ様に広告ビジュアルを提案!スタイリスト学科(2年生)×ヘアメイク学部(2年生)セッションワーク「ART成人式」プレゼンレポート!【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校

3回にわたってレポートしてきた、株式会社東京プロカラーラボ様との産学協同プログラム。

スタイリスト学科(2年生)生×ヘアメイク学科(2年生)生が「ART成人式」をテーマに、広告ビジュアルを提案します。

株式会社東京プロカラーラボより斎藤様をお迎えして最終プレゼンテーションが行われました。

果たして、最優秀賞に選ばれるのはどのチームでしょうか?

ファイナルプレゼンテーションの様子をレポートします!

 

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<Rチーム>

スタイリスト学科 宮本さん「イメージしたのは、ファッションが好きで東京の華やかさに憧れる、ストリートスタイルが好きな女性です。

着物はパンツスタイルにアレンジし、足元にはブーツを合わせました。」

ヘアはハイポニーテールに、メイクはモデルさんの雰囲気を活かしたナチュラルメイク。

 

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また、撮影した広告ビジュアルと合わせて、使用したスタイリング展示も行います。

メイク監修 勝講師は、

「良くも悪くもキレイだな~という印象。奇をてらったことはしなくてもいいけれど、時間に余裕があったなら、もう少しアイデアを取り入れても良かったのでは?」

とコメント。

 

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一方で「完成度が高い。このまま実用化できそうです。」と評価するのは、株式会社東京プロカラーラボ 斎藤様。

現役プロ講師だけでなく、クライアント様から率直なご意見をいただけるのも、産学協同プログラムならでは。

 

<Sチーム>

スタイリスト学科 片野さん「テーマは『成人式という名のファッションショー』。

想定するターゲットは、ファッショニスタで、将来は自分のブランドを持つことを考えている女性です。」

テーラードジャケットにフードを合わせ、ボトムはフレアパンツ。足元には、下駄とスニーカーをドッキングさせるなど新しい提案も。

また、ヘアはモデルさんのウルフヘアを活かして外巻きと内巻きをミックス。妖艶さを感じさせるメイクに仕上げているそう。

 

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「この資料の目的をよく考えて。一部、ヘアの全体像が見えないページがあります。

一つひとつを丁寧に作ることでしか、自分たちの頭の中の世界観は表現できませんよ。」と説くのは、スタイリング監修 長田講師。

ヘア監修 生井澤講師は、「こういうテイストが好きなのも分かるけれど、タトゥーを『怖い』ととらえる人もいる。

そういう人たちにも格好いいと思わせるためにはそれ相応のクオリティーに上げなくてはいけません。」とフィードバック。

単にオリジナリティを追求するだけではなく、多くの人を納得させる高い完成度が求められます。

 

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<Tチーム>

「ゴシックロリータ」を全体テーマに、「好きなものに囲まれた成人式」をコンセプトにしたTチーム。

ロリータの間では、お互いのコーデを見せ合う「お茶会」というセレモニーがあります。

今回は、ゴシックロリータの女性が、お茶会で成人式を楽しむイメージだそう!

スタイリスト学科 菊地さん「他人に何を言われても好きなスタイルを貫く女性を想定しています。

スカートはタイトなティアードスカート、胸元にはハートの南京錠がついたチョーカーとネックレスを重ね付けして華やかにしています。」

 

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ヘアメイクは、着物の色使いに合わせて黒、白、赤、ピンクでまとめられています。目元は切れ長のラインを入れてシャープな印象に。

ヘアはハイツインテールにし、ゴスロリらしい雰囲気で統一したそう。

 

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メイク監修 勝講師「最初はどうまとめるか心配な部分もありましたが、うまくまとまったなという印象です。」

長田講師「ひらめきが良かったですね!」

株式会社東京プロカラーラボ 斎藤様も、

「本人たちがゴスロリ嗜好じゃない、ということにも驚いています。いい線、いっています!」と好感度の高い作品に。

 

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<Uチーム>

テーマは「ZOO PARTY」!コンセプトは「子供の頃の懐かしい気持ちを思い出して」

ワクワクする子供心を思い出してほしい、と動物園での成人式を想定しているそう。

ST本科・嶋根さん「アクティブに動けるつなぎを、着物で作りました。スニーカーとウエストポーチで、スポーティさを表しています。」

HM本科・薮内さん「メイクは、今年らしいオレンジをベースに使い大人っぽくまとめました。ヘアに帯締めを使い、着物に合うスタイルにしています!」

 

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生井澤講師「仕上がりがすごく今っぽい。可愛くてバランスもいいです。」

勝講師「普通に可愛い。すぐに使えそう!」と、好評価を得ました。

 

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<Wチーム>

テーマは「自分らしさを成人式にも」。

スタイリスト学科 松本さん「成人式の振袖はレンタルすることが多いですが、

二次会や結婚式など成人式以外のシーンでも使えるものなら購入したくなるのではないか?と考えました。」

普段使いで着られるようにゆったりしたビッグシルエットをベースに、バランスを取るためパンツは細身に仕上げたそう。

こだわりはヘアメイクにも見られ、帯と近いシルバーのエクステを前髪にアレンジし、オリジナルなスタイルに。

メイクは、マットな質感を重視し全体的にナチュラルにまとまっています。

 

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審査員からもポジティブなフィードバックが寄せられました。

「このチームはセンスが良く、クオリティーが高いです。

ただしビジュアルよりも、撮影していた実物の方が美しく、写真では良さを伝えきれていない印象もあります。」と指摘する長田講師。

「すごく完成度が高く、気に入りました!」と株式会社東京プロカラーラボ 斎藤様も太鼓判。

着眼点が良く、ビジュアルからもメッセージが伝わってきました。

 

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こうして、すべてのグループがプレゼンテーションを終えました。

ハイレベルな作品が揃い審査も難航を極めましたが……

結果は……Bチーム、Lチーム、Wチームが選出されました。

おめでとうございます!!

それぞれの技術を活かし、個人の総和以上の作品に昇華するのがセッションワークの醍醐味です。

選ばれたチームもそうでないチームも、このプロジェクトを機に技術を上げて、クリエイションの質を高めていってください!

 

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