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2019.07.12東京
授業/特別講師/講演会イベント
今回は、本科生(2年生)が、基礎科生(1年生)に見せる毎年恒例のファッションショーをレポートします!
わくわくSHOW会場へようこそ!
受付はお済みですか?
ゲストたちは、空港をイメージした会場でチェックインをすませます。
この日のために、先輩たちは航空券型のインビテーションを作り、後輩に配布してきました!
ライトがおちて……いよいよショーがスタート。
テーマは「TIME TRAVEL」。
1年生の総括である「修了展」で発表された作品をブラッシュアップして、再編集したショーです。
ターミナルにやってきたのは……
一休さん、
桃太郎
プレッピー
原宿っコ
オタク
赤鬼青鬼に
ツインズから
映画のキャラクターまで……
スタイリングも「過去のルック→現在のルック→未来のルック」の順に披露されていて、時間の流れや空港という場所ならではの高揚感を感じる構成に。
フィナーレの後は、すべての照明が消えて飛行機の飛び立つ音が流れる……という演出も秀逸でした!!
ゲストからの大きな拍手に包まれて、ホッとした表情の学生たち。
バックステージで、2年生にインタビューしました!
<「一休」by野宮さん>
「そもそも、このルックは『昔話×HIP HOP』という別のショーで発表したスタイリングでした。そのときはゴールドチェーンを使っていたのですが、ゴールドは気に入っていなかったので、すべてシルバーに変更しました」
VANSのスリッポンのサイドに張り付けたチェーン、ジップアップのジップ、ワークベストなど細かなパーツをすべてにシルバーにチェンジ。
「また、旅している雰囲気を出したかったので、バッグに風呂敷を巻いたものを追加しました。前回よりも自分の描いているイメージに近づけることができました」と振り返ります。
<「オタッキー」by山口さん>
「『タイムトラベル』は、私が提案した切り口なので採用されて嬉しいです。ショーでは、モデルさんたちが引いているスーツケースにも注目してほしいですね。未来のルックでは、スーツケースを持っていないかも?という意見があがったので、ハンズフリーの人が多いのも特徴。1年生たちがショーを観て、そのあたりにも想像力を働かせてくれたら!」
<「Sustainability in HIPHOP」by宮本さん>
「もともとヒップホップカルチャーが好きなので、作っていてめちゃくちゃ楽しかったです。自分は縫うのが不得意なので、できるだけ縫製をせずにブラッシュアップすることに力を注ぎました」
宮本さんは、「プレッピー」スタイルと合わせて2作を発表。色鉛筆をさしたローファーなど小物にもこだわりが光ります。
<ディレクター・吉川すみれさん>
「もともとあった作品を、別のショーに編集するということがとても大変でした。どのルックを使えばショーとして成立するか、ということから考えたのでとても良い経験になりましたね。
そして今日のショーが終わっても、カッティング・エッジという大きなイベントが控えています。今日が終わっても終わりではなく、また新しいショーへの始まりです!」と意気込みます。
指導してきたスタイリスト・長田講師は
「今年入学したばかりの1年生たちも、6月頃になるとスクールに慣れてきて少し迷いが出始めるんです。課題に対して疑問を持ったときに、2年生の先輩たちが『一つひとつをクリアしていけば、こういうクリエイションができるよ』というお手本を示す場になったと思います」
と、晴れやかな表情。
また、
「今の2年生たちは個人プレーが得意なコが多いですね。この力を結集させることができれば、組織としてもまだまだ強くなれると思いますよ」
というアドバイスもありました。
個々として、ひとつのチームとして。
次はどんなクリエイションで、観る者にワクワクを与えてくれるのか……今から楽しみです。