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- FPM田中知之様来校!デザイン学部の作品審査をレポー ...
2018.09.28東京
授業/特別講師/講演会
「楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします!」とにこやかに切り出したのは、人気アーティストFPM田中知之様。
音楽フォーマットとしてのカセットの有用性を呼びかける国際的年次イベント「カセットストアデイジャパン」との産学協同プロジェクトの審査員として、
田中様が来校しました。
カセットテープに触れていない世代の学生が、カセットテープのジャケットデザインを制作しコンペティションを実施。
優秀作品は商品化されるほか、大阪10月7日(日)、東京10月14日(日)に開催される「バンタン カッティング エッジ 2018」にて展示されます。
今回は、田中様の楽曲を中心としたDJミックス音源がカセットテープで発売されます!
そのテープに入っている「Jカード」(ジャケット/インデックスカード)と、カセットテープ本体(レーベル)のデザインコンペティションが行われました。
学生達は楽曲を聴いてイメージを膨らましながら、デザインに起こしプレゼンテーションを実施。
向井さん
「コンセプトは、アナログとデジタル。iPhoneで音楽を聴く人にも、受け入れられやすいビジュアルです」
作品を手に取り、細かな部分までじっくりと見ていく田中様。
鈴木さん
「ビジュアルのイメージはギャザリング。集まる、混ざるイメージです。
例えば、イベントに集まる、曲をミックスするなど、混ざってひとつになるときの熱狂感を表現しています」
天野さん
「楽曲を聴いた時、音楽は感じるものだなと強く思って、聴いたイメージをストレートにアウトプットしたいと思いました」
レベルの高い作品が揃い、審査には30分もの時間を要しました。いよいよ優秀作品の発表!?
田中様「皆さん、力作をありがとうございます。それぞれの個性が反映されていてとても良いと思いました。」と前置きし、一人ひとりにフィードバック。
田中様「高本さんの作品は独特の世界観があってとても好き。文字のデザインにこだわると更に良くなると思います。
森さんの作品は、パッションという意味では一番。
でも、この手書きの絵を一面にレイアウトした方が迫力があって良いと思いますよ。
沖本さんは、プレゼン資料もしっかりしていてコンセプトが伝わりやすかった。
最も商品に出来るレベルに近いと思いますが店頭で見たときのインパクトは少し弱いかも。」と、
すべての作品に対して、評価ポイントと改善点を丁寧に伝えます。
田中様「全員に言える事ですが、文字組みにも気を配って下さい。
字詰めを調整するだけでも良くなりますよ」と、アドバイス。
学生たちも助言を、真剣に書きとめています。
田中様「今回リリースするカセットテープは18曲入っていて、僕だけではなく他のアーティストの曲も入っている。
そういった情報を商品を手に取ってくれた人にわかりやすく伝えるというのも商品デザインでは大切な事です。
現時点でどれが一番と決めるより、更にブラッシュアップしてもらったものを見せてもらいたい。
時間もあまりないと思いますがプロの世界ではよくある事なので(笑)。頑張って下さい!」と、エールを送りました。
ということで、未だプロジェクトは進行中!
10月に開催されるバンタンカッティングエッジ2018で、学生たちの作品がお披露目されます。Fantasticで心踊るようなデザインを期待しています。