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- ファッションデザイン基礎科が挑む「自由造形」!未来の ...
2018.07.04東京
3年制ファッションデザイン基礎科(1年)生が、入学して最初に取り組む課題があります。それが「自由造形」です。
<自由造形>
頭の中にあるイメージを自由に制作。ファッションデザインで用いられる手法や技術などに指定はなく、
スタイリングやリメイクといった手法で1体を制作します。
審査してくださるのは、石川講師、戸村講師、久保講師、川勝講師、玉井講師。
また、学生たちは「イメージボード」と呼ばれる、作品の世界観を表現するコラージュを用いてプレゼンします。さっそく、それぞれの作品をチェック!
石橋さんのコンセプトは「クラゲ」がテーマ。
「コンセプトは小さな反抗です。クラゲは浮遊する様子は可愛らしいですが、毒があったりするのでイメージにピッタリだと思いました。
クラゲの口腕は、ドレープで表現しています」また、スカートでは予想以上に生地を使ったと振り返ります。
続いてのプレゼンは霞さん。
ステンドグラスをテーマにしたスカートを主役にスタイリングを組みました。パニエに灯りを入れることで、よりステンドグラスらしさを演出。
「将来は、衣装制作をしたい」と話す黒田さんのテーマは、ブレずに「新人アイドルの衣装」。
制服スタイルで、スカートはチェック、プリーツ、ドットの3層に。踊ったときにも、女の子らしいやわらかさを感じさせるため、透け感ある素材を選びました。
「インダストリアル」をテーマにすえた小林さん。
「インダストリアルデザインは、主に工業製品のデザインをさします。
インダストリアルデザインは、美自体が目的のデザインとは区別されていますが、そこが面白いと思いテーマにしました」
キルティングやビニールなど異素材同士を組み合わせて、ユニークなトップスに。
坂上さんのテーマはハーネス。
「テーマは気高く花のように美しくあれです。少し機械的なフォルムにすることによって、強さを見せつつ、
ウエストや胸にそったラインで女性らしさ、花のような可憐さを出しています。
また、清らかで自由自在に操ることができる水を表すため、水色の皮を使い躍動感を出しました」
「女性らしさと飛躍」をイメージした冨山さん。
「今までやったことのない刺繍に挑戦しました。一般的にはお花などの柄が多いですが、動物を選びました。
インドクジャクの画像から絵におこしてそのデザインにそって刺繍しています。
40時間ほどかかりました。また、タイトスカートの後ろはアヒルのお尻をイメージしていて(笑)チュールで、お尻のプリプリした感じを作っています」
プレゼンテーション後は、講師たちが席をはなれ、細かなところまで作品をチェックしていきます。
講評では「もっと自分にしかできないものを主張していって」「イメージコラージュを活用して、視覚的にも表現しよう」といったアドバイスが。
なかでも「ここまで大きく、縦長の刺繍としては完成度が高い」「躍動感もあってダイナミック」
「ステッチに個性を感じる」と、ひときわ審査員からの評価が高かった冨山さんの作品。
本人は「『刺繍を武器にしていったら?』と声をかけてくださった講師もいて、とても嬉しいです。
でも、ここで浮かれずに頑張りたいです!」とニッコリ。作品のイメージにピッタリだというモデルさんとも記念撮影できて、嬉しそう!
入学したばかりの学生たちは、技術こそまだまだ未熟な部分もありますが、その発想力には目を見張るものがありました!
ちなみに、デザイナーズメゾン校舎の1Fには、先輩たちの自由造形作品が展示されていることもありますよ。興味がある在学生は、ぜひチェックしてください!
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