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- [全日制]韓国企業 STYLENANDAにてご活躍さ ...
2018.03.16東京
卒業生
バンタンデザイン研究所スタイリスト学科を卒業し、
バンタン生憧れの韓国企業 STYLENANDA(http://jp.stylenanda.com/)で働く
馬場文香様に 学生時代のこと、現在のお仕事のことなどをインタビューしてきました!
馬場文香 Ayaka Baba
NANDA Co.,Ltd. / 海外営業
バンタンデザイン研究所 ファッションスタイリスト学科卒業
ファッションに携わる両親のもとに生まれ、
幼少期よりファッションに興味を持つ。
卒業後、某インポートブランドにて販売員として在籍中、
韓国のファッション市場に魅了され、渡韓。
現在は、NANDA Co.,Ltd. 海外営業部 日本担当としてソウル本社に勤務。
前編/後編 でのインタビューをお届けします!
-高校生の頃の夢を教えて下さい!
父は自営業で服のプレス(仕上げ)をする会社を営んでおり、
物心ついた時から家に商品の洋服が沢山あるのが当たり前の環境でした。
母は結婚を機に専業主婦になりましたが、昔はメーカーなどのアパレル会社に勤めていたそうです。
こうした環境で育った私は、服に興味があるだけでなく、ファッション関係以外の世界がわからないのもあって、
大人になったらファッションに関わって生きていくんだなと自然と思っていましたね。
高校は私立の大学付属校に通学していて、進路を決める時に
付属の大学で特にやりたいこともないし、好きなことを学びたい気持ちが強かったのもあって、専門学校への進学を希望しました。
小さい頃から従姉妹に某芸能人の出待ちやコンサートについて行っていたのもあり、その芸能人の衣装を私が担当して、
もっと活躍してほしいという気持ちからスタイリストを目指すようになりました。
-ご両親は専門的な分野に進むことに対して賛成してくれましたか?
最初は大学への進学を勧められましたが、
やりたいことがあるならやった方が良いと背中を押してくれました。
両親の経験から、「ファッション業界は昔のように景気が良いわけではないし、大変だよ」とも言われましたね。
-なぜ、バンタンを選ばれましたか?
スタイリストになりたいと親に伝えたときに、母から勧められた学校のひとつがバンタンでした。
スタイリスト学科といえばバンタン!というイメージと
現役プロから教えてもらえる部分に惹かれました。
当時、入学前に担当してくれていた方が気さくで親切な方で、
バンタンへの第一印象がよかったのも大きかったですね。
-学生時代、好きな授業、印象的だった授業、苦手な授業はございましたか?
スタイリストベーシックの授業で、一番お洒落して登校することが宿題って言われていて。
「今日のテーマ」と一緒に着てきた服について説明するのですが、講師の方に酷評されて、
月曜の朝から精神的にキツかった授業でした(笑)。
でも、授業を通して、反射的にスタイルが良く見えるコツを感覚的に掴めるようになって、
授業が楽しくなりましたね。
たとえば、ふと目に入った赤の他人の着こなしを見て、
あと少しパンツの裾が短かったら足が長く見えるのに、とか。(笑)
あとは、スタイリスト学科でも、デザイナーのように縫製の授業があって、
パターンをひいたり、私物を染色する授業は面白かったですね。
服の仕組みに触れる良い機会でした。
デザイナーになるつもりもなかったので、苦手なデザイン画は写したりしていましたが、
当時必要ないと思っていた授業も今思えば、ファッション業界に携わるにあたって無駄なことはひとつもなかったですし、
在学中にもっとちゃんと勉強しておけばよかったと思いますね。
教材のファッション辞典は今、韓国で大活躍しています。
-学生時代に悩む事はありましたか?
悩む事だらけでしたね。漠然と悩んでいました。将来どうしようって。
ネットも今ほどどこでも自由に使える時代ではなかったので
スタイリストに関する情報も今ほど無かったですしね。
-バンタンの学生時代に、夢はありましたか?
バンタンからたまたまお話を頂いて、授業のない日はスタイリストアシスタントに行ったりもしていました。
そのスタイリストの方はアーティストや俳優など、マルチに活動されていて、
卒業後はアシスタントとして師事し、独立を夢見ていましたが、その方が突然海外に飛び立たれて。
その方以上に心を動かされるスタイリストさんに出会えず、スタイリストの夢はそこで閉ざされました(笑)。
その後、新卒採用で自分のこと試してみたくて就職活動を始めました。
就活を始めたころは、漠然ではありますが、アパレル会社から内定をもらうことが目標でした。
-就職活動は、どうでしたか?
クラスメイトが就職活動をしていなかった1年生の終わり頃から一人でひっそりと動き出しましたね。
まず自分がどんな仕事をしたいのかを考えてみたときに
自分が勧めたものが多くの人の目にとまり、購買行動につながる広報や
プレス職に興味をもったのですが、
知人からの「現場を知らずには現場を動かすことができない」との言葉が忘れられず、
希望職種を販売に切り替えて3社ほど受けました。
知識不足から対策や準備を何もせず、面接に挑んだのですが、
集団面接を受けた時に、周りの大学生がしっかり面接対策をしていて、私全然ついていけてない!って焦りましたね。
最初の面接が第一志望のブランドで、落ちた時は本当に落ち込みました。
落ち込みすぎて2、3日家から出られなかった気がします。
通訳ではありますが、今の会社で採用に関わる立場になって、当時の自分を振り返ってみると、
学生時代一番辛かったことを聞かれた時も、素直に辛かったことだけを答えて
辛かったことから何を学んだかまでは答えられなくて。
あんなに中身のない受け答えでは、落ちて当然だと思いますね。
就活を進めていく中で、第一志望のブランドで働きたい気持ちが募り、
対策を練った上で中途採用面接に挑み、無事内定をいただくことができました。
-バンタンでの経験を経て、今の自分に役立っていると感じることなどはありますか?
スターズですね。バンタンには、サマーセミナーという高校生の子が学校体験をするセミナーがあり、
セミナースタッフはスターズの名のもと高校生のサポート活動をするのですが、
セミナー前の準備期間が人生で一番辛かったとも言えるときですね(笑)。
-人生レベルでですか?!(笑)。
人生レベルです(笑)。
毎日深夜まで打ち合わせしていたので、近くの恵比寿公園で寝泊りしていました(笑)。
当時はお金もなかったですし、近くにマンガ喫茶とかも無かったので、スタイリストバッグを枕にして。
公園なので、雨が降った時が一番辛かったです(笑)。
始発で家に帰ってシャワー浴びて、恵比寿にすぐ戻って授業受けて、
午後は準備、その後はまた深夜まで打ち合わせして・・・
電車の中で気を失ったこともありましたね(笑)。
サマーセミナーが開講して、参加している高校生の笑顔や頑張っている姿、
スターズに憧れて翌年入学してくれた子たちを見て、充実感と達成感でいっぱいでした。
頭では分かっていたのですが、一生懸命頑張ること、がむしゃらになることはかっこ悪いことではないことだと
体感できた良い経験だったと思います。
何か辛いことがあった時や辛い時は当時を思い出すようにしています。
そうするとまだ大丈夫、まだ頑張れるって思えます(笑)。
これまでも大変なことはいくらでもありましたが、あのときには適いません。
スターズでの経験が、どんなことも乗り越えられる気持ちにさせてくれますね。
-社会に出てからと学生時代での、一番の違いは何だと思われますか?
立場の違いですね。
学生の頃は、両親に学費を払ってもらったり、自身のお金で学校に通うじゃないですか。
つまり教育サービスを提供してもらう立場ですよね。
一方で社会人はお給料をいただく立場なので、お給料相応の価値を提供する必要があって、
その上、認めてもらうためにはそれ以上の価値を提供しなければならないので、常に努力しなければならないのも学生との違いかなと思います。
-卒業してから現在までのご職業をお教え下さい。
中途で採用していただいたので、卒業前から販売員として約2年間、某インポートブランドに在籍していました。
渡韓後は、語学学校で1年間韓国語を学び、
数ヶ月の化粧品販売を経て、現在の職場であるNANDA Co.,Ltd.(以下スタイルナンダ)へ入社しました。
~
後編につづく
https://www.vantan.com/topics/blog/detail/3256.php
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