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2017.08.07東京
授業/特別講師/講演会
7月某日。
バンタンデザイン研究所デザイナーズメゾンの一室で、
戦いは始まっていました。
今回は、AFCの第一次審査の様子をレポートします!
//What is Asia Fashion Collection?//
5年目を迎える、バンタンとパルコ主催の、アジアの若手デザイナーを発掘し、インキュベーションするプロジェクト。
東京ステージの優勝者は、ニューヨーク・ファッション・ウィークで、プレス&バイヤー向けのファツションショーを行うことができます。
ズラリと並んだブック。
今回は、気になるブランドを、ピックアップしてご紹介!
仮面女性をテーマにした「Circlepine」は
シーズンテーマを日本の「家紋」に。
また、去年よりもさらに世界観を研ぎすましてのぞむ「Fumiku」も
見逃せない!
昨年度、東京ステージにて優勝したDIRIKUデザイナー岡本大陸が、
アドバイスをしたブランド「KENICHI」
KENICHIのコンセプトは、「ストーリーを描き、その背景、人物を服に」。
バンタンデザイン研究所X-SEED白谷理恵さん「『Rier』のテーマはスペインの夜です。
実際にスペインを訪れて、魅力的だと感じたものを服に落としこんでいます。
デザインでは、機能性×フェミにニンを意識しました」とメッセージ。
審査員はどのように評価したのでしょうか?
山本 亜須香講師「去年に比べて、ディレクションブックとしてはよくまとまっています。
ただ、飛び抜けた人がいないという印象が拭いきれません。
コンセプトにしても、オートクチュールというよりポレタポルテのようですね。
デザイナー自身が
『自分が着られるかどうか』を大事にしていて、クリエイションを、より身近なデザイン性として解釈している人が多いです」
MIKIO SAKABEデザイナー坂部三樹郎講師「バンタン生だけでなく、高校生、アジアの方と、
いろいろなタイプのデザイナーが混ざっているのがいいですね。ただ、ブックだけでは、可能性しか分かりません。
判断する基準は、ふたつです。まずは『何か』っぽくないこと。元ネタが分からないことがすごく大事。
何を作るにしても、すごく『何か』っぽくなりがちなのが今の時代。
情報がいっぱいなので、既存の何かの踏襲になっていないことが大事です。
もうひとつは、表紙の印象を気にしていること。そのほうが僕は好きです。
大きなコンペティションでは、審査員も多忙なので、すべてのブックをチェックできないこともあります。
すべてを見てもらえないという状況では、見られる側の意識も必要。
そこまで考えている人の作品は、開こうかなという気持ちになりますね」
こうして、一次審査が終了。二次のトワル審査に進むデザイナーは……?
これからも、Asia Fashion Collection審査レポートをお届けします!
今後の展開に、ご期待ください。
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