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- [全日制]LIVEのヴィジュアルメイクを再現*松田よ ...
2017.01.30大阪
授業/特別講師/講演会
本日はヴィジュアルメイクの授業に1日密着レポートです。
講師は数多くのヴィジュアルアーティストにヘアメイクを手掛けていらっしゃる、
松田よりこさん。
8時間にも及ぶ特別授業、初の松田先生の授業ということで、
学生の皆さんは最初少し緊張気味でした。
今回の授業では先日大阪で行われたナイトメアのLIVEで実際にアーティストに手掛けたヘアメイクを再現するという内容。
なんと、このLIVEには松田先生が現場見学ということでお声かけして下り、
学生も事前に生でヘアメイクを見学しにいったそうです!
実際、ライブ会場での実践や特定のアーティストのヘアメイクを目標に
バンタンに入学する学生も多い中、今回の授業は嬉しい体験ですね!
まずはメイクから!
先生のメイクデモンストレーションを見た後に実際に学生も自身の顔に再現していきます。
両目のサイズ感を統一させることや、濃淡をつけることが難しそう。。。
学生の皆さん真剣モード。
このメイクの所要時間はなんと20分!
メイクをする中で先生も苦手はあるとのお話も頂きました。
何でも、リップが苦手だそう。逆に好きなのはアイブロウ。
「アイブロウが描けるとメイクが綺麗に見えます。眉で人となりが分かる、印象を与えるところですからね」
と松田さん。
次はヘアセット。
デモンストレーション中には、現場でのあるある話などもして下さり、学生達は興味津々でした。
LIVEではヘアセットが崩れないようにスプレーは必需品、ツアー中は2日で1本無くなってしまうこともあるとか。
ヘアメイクの授業には勿論、男子学生もたくさん通われています。
授業は基本的に実践型。
授業内で実際に先生にメイクをして頂いた、竹田さんに少し話をうかがいました!
---バンタンの授業はどうですか。
「特殊メイクやヴィジュアルメイクに興味がり、バンタンを選びました。
授業は毎回、プロの方が講師として入って下さるので刺激的です!
今日は憧れのナイトメアのヘアメイクを担当している松田先生に施術をしてもらって、かなり緊張しました・・・(笑)」
プロのヘアメイクアーティストにメイクをしてもらえるのも、なかなかない体験。
貴重な時間になったようです!
授業では学生からの質問タイムもありました。
---何度もお仕事を依頼してもらえるヘアメイクアーティストになるにはどうしたらいいですか。
「技術は勿論ですが、アーティストと意思疎通がしっかりできるかが大切です。
やはり1から好みのメイクやヘアを説明するのは大変なので、
ある程度好きなものやフィーリング、感性が合うかがポイントだと思います。」
---お仕事をしている中で最も面白いことは何ですか。
「自分のした仕事の反応や反響をすぐ感じられるところです。
仕事上、男性アーティストを相手にすることが多い分、すぐ反応がもらえます。
男性は正直ですからね(笑)」
---お仕事を長く続ける秘訣はありますか。
「友人や知り合いを増やすことですね。そうすれば、人との繋がりでどうにかなります!
今はWEB上の付き合いがすごく増えていますが、対面でお話しできる関係性を作ることがいいと思います。
直接的な関係の方が長続きしますしね。」
自分たちが目指している将来像に関しての質問のほか、技術面での質問も見られました。
---荒れがひどい時のメイクはどうしていますか。
「女性だったらツヤでカバーします。男性だったら光や髪で。
出来ればスチーマーとかを使って導入からしたいのですが、正直現場に出てしまうとそこまでの時間はないですね。」
---男性の毛深い人はどうしていますか。
「まずはしっかり剃ってもらいます。あとは色でカバーしますね。油分の少ないオレンジ味の強いものを使っています。
くすみは黄色でカバー、女性ならラベンダーカラーを使うこともあります。」
最後には松田よりこ先生から学生達にメッセージも頂きました!
「お仕事で自分の好きなことができることは本当に幸せなことです。
ミュージックビデオの撮影など拘束時間が長く体力的にしんどいこともありますが、辞めたいとは思わないです。
世の中の8割の人はサラリーマンで、自分の好きな仕事をできている人は2割もいないそうなんですよね。
その中で自分は好きなことを仕事にできている、すごく幸せなこと。
またお仕事は人との出会いから繋がります。
ナイトメアのメイクもライブハウスのお手伝いをしている中で知り合った方をきっかけに頂いたお仕事。
人との出会いはすごく大切です。私も会う人会う人には必ず、ご挨拶をしていました。
技術面は、人の倍練習すれば必ず抜くことができます!
逆に今すごく上手な子も、これからの練習次第でどうなるかはわからないですよ(笑)
特にヘアはごまかせないので、在学中からウィッグではなく、
実際の人の頭で練習してほしいです。家族とか友達に協力してもらった方がいいですね。」
技術面は勿論、仕事に対する姿勢やプロの講師だからこそ伝えられるメッセージを頂きました。
8時間という長丁場の授業、お疲れさまでした!!!