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2016.10.31東京
先日、バンタンデザイン研究所のファッションプロデュース&スタイリスト基礎科(1年制)の学生たちが、撮影実習を行いました。
2016 SS(Spring/Summer)のトレンドを取り入れ、自分で考えたテーマでスタイリング。
モデルは、イメージにピッタリの方を自分たちで街中でのハントやSNSを利用して探しました。
スタイリストの伊達講師が現場を監修します。
撮影するのはもちろん、プロのカメラマン。
撮影時間は1人、7分間。
タイムキーパーが「あと○分です!」と時間を知らせる中、まさに分刻みのスケジュールです!
現場では、時間管理も大事な業務の一つです。
撮影はまず、カメラマンにイメージを伝えるところから。
持ってきた資料を元に、世界観やモデルさんのポージングなども決めていきます。
スタジオには軽快なBGMが流れ、
カメラマン 「いいじゃん!この世界観好き」
バンタン生 「キタキタキタキターーっ!」と盛り上げます。
小黒澤さんの作品は、SSトレンドの”ノージェンダー”を取り入れ、「白と黒、どっちに染まる?」という善悪がテーマです。
スケ素材のシャツに、メタリック襟でアクセントを付けました。
撮影中、カメラマンの提案でポージングに動きを追加。
モデルのあまりの決まりっぷりに、伊達講師が「何かやってますか?」とモデルに聞くと、なんとブレイクダンスをやっているとか!
「えっ、それなら!」ということで、ステップを踏んでもらうなどポージングがどんどん派手に。
現場に居合わせたバンタン生たちも「カッコいい!」と大盛り上がり。
作品が、現場で生き物のように進化しました!
さて、ここで事件発生!?
次に撮影する予定の宍戸さんが、どうやら行方不明のよう。
「宍戸は?」「宍戸は?」とみんなが探しています。
そんな中、ギリギリで宍戸さん登場。
宍戸さん 「モデルさんの全身着替えが必要だったので、トイレでフィッティングしてたんですよ」とのこと。
そんな姿を見て、仲間が資料をフィッティングルームから持って来てくれたりと、みんなに愛されている宍戸さんでした。
そんな彼女のテーマは、2016SSからボタニカルプリント(植物を取り入れたプリント)を取り入れた”エシカルファッション*”。
麻素材や伝統的な織物、木のネックレスやブレスレットなど、優しいイメージでまとめています。
*エシカルファッション
道徳的、倫理的な環境(生産者の労働条件や流通など)で生産され、素材にもオーガニック素材、自然素材、リサイクル素材などが使用されたファッションのこと。解釈の幅は広いが、エコファッションやフェアトレードなど人と環境に配慮した考え方がベースとなる。
テーマが深かったのは、菊地さん。
テーマは「プレイ・フォー・フューチャー」。
テロや紛争など世界で悲しいことが起こる中、女性のフェミニンな優しさでミリタリーを包み込むイメージをカタチにしたそうです。
ちなみに2016SSから取り入れたキーワードは”フェミニン”でした。
菊地さん 「フェミニンのキーワードとして、『柔らかさ』『軽さ』があったので、スカートでその感じが出るように意識しました」
撮影中は、専用の機械で風を当てたりしながら、スカートの裾をなびかせ、うまく作品イメージを引き出せたようです!
この他にも、”某有名アイドル”のイメージを取り入れたカラフルなスタイリングや、小物がカワイイ”リカちゃん人形”をイメージした作品などもありました。
バンタン生のさまざまな個性が垣間見られた今回の撮影実習。
プロと一緒に仕事さながらの緊張感で制作した作品の完成がとっても楽しみです!
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