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2013.11.08東京
授業/特別講師/講演会
ファッションデザイン基礎科を修了すると、さらに自分の専門性を深めるために学生たちは希望する本科の試験を受けて、基礎科から本科へと進級します。
そこで、自分が進級したい本科ではどんな授業を行っているのか、自分に向いている本科なのか希望者に向けて体験授業を行っています。
今回はコレクションデザイン本科の体験授業。
ショーや展示会で発表する、ブランド・コレクションなどを手がけるトップデザイナーを目指せるコースです。
参加した学生に、コレクションデザイン本科へ進級したい理由を聞くと「自分のブランドを創って、コレクションをやってみたいから」「作りたいものを作れそう」とクリエイティブ志向が強いようです。
体験授業を担当するのは、玉井健太郎 講師。
オリジナルブランド「ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)」を展開する現役デザイナーです。
「学生を野菜にたとえると、一人ひとり違う種類の野菜を育てるためにその土壌を用意するのが本科です」と玉井講師。
そんな「個」を育てるためにまず取り組んでもらうのがマインドマップです。
「人は生まれた瞬間から『個』があるわけではなく、親や兄弟、友人などの人間関係や、風土、文化など、周囲の環境から影響を受けながら、『個』が形成されていきます」とのこと。
自分の価値観や美意識とは、どんなものなのか?
それを明確にするのがマインドマップというわけです。
ということで、玉井講師のマインドマップを参考に、その価値観や美意識に迫ることに。
「これからは、私個人の話が続くので多分、つまんないと思います」と学生の笑いを誘って玉井先生の個人史の解説がスタート。
実は、子どものころは、マンガやゲームに熱中するマニアックな少年だったとのこと。
「弟がこれではモテないかも」と危機感を抱いた二人のお姉さんがファッションやお笑いのスパルタ教育で弟の大改造計画を実行。
「来ている服が変わったことで、新しい交友関係が広がり、ファッションって、素晴らしいコミュニケーションツールだと思いました。また、お笑い芸人の発想力に刺激を受け、クリエイションのおもしろさに興味を持ったんです。」
また「ASEEDONCLOUD」は、「花農夫」「服育士」など、実在や架空の職業をモチーフにした世界観を感じるストーリー性のある作品を展開しています。
これは、「子どものころに熱中したマンガやゲームの影響が大きい」と玉井講師は言います。
自分の中で大切にしているものが花開く、それがデザイナーの個性なのかもしれません。
さて、今回は玉井講師が学生にアドバイスをしてくれるということで、作品を持ってきていました。
ある学生の作品とマインドマップをチラ見した玉井講師は、
「君がなんで、こういうものを作ったか、マインドマップのこの辺を見るとわかるね」とひと言。
「先生、コワイっす!」と慌てる学生に、教室爆笑でした。
自分のルーツがわかるマインドマップってスゴイですね。
コレクションデザイン本科で、学生はどんな“自分”を育てていくのでしょうか?
今後も注目したいと思います!
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