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- [全日制] 有名事務所SIGNO 清水恵子講師監修! ...
2013.07.15東京大阪
授業/特別講師/講演会
今回、ファッション学部スタイリスト学科研究科のバンタン生(3年生)が取り組むのは、プロカメラマンとの本格的な撮影。
「媒体のイメージは自由です。雑誌でも、商品のカタログでも、好きなアーティストのジャケット写真でもいい。」
と話すのは、SIGNO所属の清水恵子講師。
モード誌から、企業広告まで数多く手掛けるスタイリストで「品性」と「華」があるコーディネートに定評があります。
「スタイリストは、ビジネスでありサービス業。『おもてなし』の気持ちが大切なんです。学生たちが、想定するクライアントの望むものに120%で応えていけるか。その大切さを学んで欲しいですね。」と語る清水講師。
ある学生は、「ヴィジュアル系バンドから依頼されている、という設定で撮影しました。ツアー広告のポスターで、衣装はメンズの長袖シャツ。あえて、オーバーサイズに着せています。市販のアイテムより、リメイクした方がバンドのイメージに近付くと思いました。」
ある学生は、事前に受けた「スタジオワーク」という授業が役に立った、と振り返ります。
「照明や、バック紙の立て方。ライティングや、影のできかたが理解できました。カメラまわりの機材の重要性も分かり、撮影でも無駄のない動きができたと思います。」とにっこり。
スタジオでは、「入ります!」と、学生の大きな声が響きます。
スタイリストやヘアメイクは、撮影を中断する際に「入ります!」と、カメラマンさんに声掛けするのが、撮影の基本。
ただいま、とあるスポーツブランドの広告をイメージした撮影が進行中!!
コンセプトは「運動しない人が運動したいと思えるようなポスター」です。
学生
「テーマはアディダス。アディダスのショップは、大きく分けて2つあります。リアルクローズ中心のショップと、完全にトレーニングアイテムだけのショップ。オリンピックも近いし、ファッション好きな人にトレーニング用アイテムに目を向けて欲しくて。レディスは、ヒールをはかせることでモード感を出しています。」
撮影は1人1時間。もちろん、時間厳守!
構図を変え、ポージングを変え、写真にバリエーションをつけていきます…。
清水講師「メッシュパーカーは、肩にかける? 着るの?それから、ポスターのどの辺りに文字を入れるかを考えながら、モデルさんにポーズの指示を出しましょう。常に『フォトジェニック』であることも意識して!」とアドバイス。
学生の「やりたいこと」を尊重しながら、更に高みへと昇華させるアドバイスは本当に的確。
撮影後、「カメラマンさんもアドバイスをくれたのが良かったです。例えば、2人が肩を組む、というアイディア。私だけでは気付かなかったです。」と語る学生の顔は、達成感で満ちていました!
他にも、岩井俊二監督作品の「スワローテイル」をイメージした撮影が行われました。幼さ、憧れ、娼婦をテーマに、ピンク色のキャミソールドレスを着こなした少女が印象的です。
2日間にわたって行われたシューティング。
自分の作品撮り以外は、クラスメイトの作品撮りサポートに専念するので、
「アシスタントのほうがキツかったです! 作業量も多かったです…。こまめに、スタイリストさんのスリッパを直したり、ライトの向き変えたり、ボードをズラしたり…。スタジオマンさんの苦労が分かりました。」といったエピソードも飛び出しました。
こうして、10名のイメージが形となりました。
本格的な撮影を経験し、「現場力」を身につけることができたようです!