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2015.06.12東京
卒業生
バンタンデザイン研究所を卒業した後、さまざまなセレクトショップでバイイングの経験を積み、
2013年にネットショップを立ち上げ、2015年5月にはセレクトショップ『SEAWORTHY DRY GOODS』を構えた
卒業生の相馬太河さんに「好きなことで食べていく」秘訣を教えてもらいました!
――高校を卒業後、バンタンデザイン研究所ファッション学部
スタイリスト学科に入学していますが、なぜバンタンを選んだのですか?
10代の頃から「人と同じ」であることがあまり好きではなかったんですよ。
それを表現するためにファッションにのめりこんでいって、高校時代にはファッションの道へ進もうと決めていました。
バンタンを選んだのは、サマーセミナーがきっかけ。
実家が田舎だったので、地元ではファッションに興味がある人が少なかったんですが、
サマーセミナーに参加したら全国からオシャレな高校生が集まっていて、すごく驚いたんです。
世の中にはこんなにファッションが好きな人がいるんだ、と。
こういう人たちと仲間になって、何かを一緒に作り上げられたら楽しいだろうなと感じ、入学を決めました。
――学生時代で学んだことが今に役立っていることは?
やっぱり仲間ができたことですね。ファッション以外でもクラブに行ったり、
遊びに行ったりと他のカルチャーを共有できる仲間と知り合えたので、授業以外でも学ぶことが多かったですし。
もちろん、いまでも仲良くしています。
バンタンで出会った仲間たちは、ファッションでもそれ以外でも、
何かひとつを突き詰めて成功している人が多いと思いますね。
それで一緒に仕事でコラボレーションしたり、話を聞いて影響を受けたり。
いまでも、僕に刺激を与えてくれる大切な仲間です。
――バンタン卒業後はどのような道のりを?
僕、すごくいろいろやってきているんですよ。
バンタン卒業後はファッションと同じくらい音楽も好きだったので、クラブでバーテンやったりDJ活動したり。
音楽仲間に誘われてセレクトショップでショップスタッフになったのが24歳ぐらいのとき。
ただ、このお店が2年で閉店になってしまったので、また別の友人に声をかけてもらって、
レコード会社が運営するセレクトショップでバイヤーを任されることになりました。
僕自身が音楽とNYから派生したストリートブランドが好きだったので、そこに目をつけてもらったんです。
ただ、本格的な海外の買い付けはしたことなかったんですけど「できますよ」って大きく言って(笑)。
でも、言ったことは形にするのが僕のモットーなので、体当たりでアメリカに行ってバイイングをしていました。
でも、運営会社が買収されて扱うアイテムの方向性が自分のやりたいものではなくなってしまい、
友人の誘いで代官山のセレクトショップのバイヤーに転職しました。
――すべて仲間に誘われて仕事が決まっていますね。
だから履歴書を書いて面接して…ってあまりしたことないんですよ(笑)
とにかく遊ぶことと、仲間は大切にしていたので、顔が広くなったし助けてくれる人も多かった。
でも、若いときは本当に遊んでおくべき!
一生つながる友達ができるし、色々なカルチャーにも詳しくなっていくし。
――2013年にネットショップ『SEAWORTHY DRY GOODS』を立ち上げられましたが、
もともとお店をやりたいと思っていたのですか?
高校時代からお店はもちたいと思っていましたね。
自分の子どもが生まれたこともあって、そろそろ夢を形にしようかなと。
ただ、当時はお金がなかったので、とりあえずネットショップからスタートさせたんです。
でも、基本は人が好きなので、友人のお店やイベントなどで
ポップアップストアを出させてもらって、顔が見えるような販売をしていました。
――『SEAWORTHY DRY GOODS』はどのようなセレクトショップですか?
NYを中心にアメリカのデザイン性の高いアイテムを中心に揃えていて、
現地に行かないと買えないようなものしか置いていないですね。
たとえば地元の肉屋のオリジナルトートとか。
買い付けは3カ月に1回ぐらい、NYをメインにロスやサンフランシスコ、オークランドなどアメリカ全般を周っています。
――バイイングするときに心掛けていることは?
人のまねをしないこと。
自分が好きであるか嫌いであるかが判断基準です。
お客さんに100%おすすめできるものしか扱いません。ここは絶対にブレないですね。
――2015年5月に実店舗をオープンさせたのはなぜですか?
新たにやりたいことができたんです。
ファッションだけでなくライフスタイルに寄ったアイテムも提案したいと考え、店内にイベントスペースを設けました。
ここで写真や絵などを展示したり、自然食品を販売したり。
「売る」というより「提案」して、それを気に入ってくださった人が集まってくれればと思っています。
もう、お金は最低限の生活ができるだけあればいい(笑)
自分が楽しいと思えることをお客さんと一緒に共有できることが一番なんですよね。
――バンタンデザイン研究所で学ぶ後輩にメッセージをお願いします。
好きなものをやり続ける気持ちを忘れないでください。
自分の気持ちが強ければ強いほど、成功は近づいてくるので。
そして、きちんと遊ぶこと!
バンタンで知り合った仲間たちと音楽やカルチャーに触れて自分に刺激を与えて下さい。
【INFORMATION】
SEAWORTHY DRY GOODS: http://www.seaworthy-drygoods.jp
INSTAGRAM:taiga1982_seaworthydrygoods