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2014.10.29東京
イベント
先日「Asia Fashion Collection」最終プレゼンが、バンタンデザイン研究所で行われました。
「Asia Fashion Collection」とは、アジアの若手デザイナー発掘を目的として開催されるコレクション。
勝ち進むとニューヨークコレクションでのランウェイデビューや
日本を含めたアジアでの受注・販売を支援するプログラムが組まれているという、
まさにドリーム・プロジェクトなんです!
最終プレゼンに臨むのは東京校・大阪校で選抜された12の学生ブランド。
このなかの3ブランドがNYランウェイの出場権を獲得します。
では、学生の作品を一挙に公開します!
ターゲットを実年齢や性別でなく、その人の精神性に振り切った「SO-MA」は、
内なる暴力的な自己主張を不良やミリタリーのデザインに落としこんでいます。
大阪から参加のブランド「Butter Bur」は、少女性をいつまでも秘めた若い女性に向け
大人になる過程で別れる存在のぬいぐるみをモチーフに、ハンドメイドの刺繍やアイテムを多用しました。
白と黒のコントラストから生まれる美を追求する「BLANC NOIR」は、
今回のコレクションでは、甲殻類のエビの背のおもしろさからインスパイヤーされた作品を展開。
なんと、二階堂さんは唯一の高等部生なんです!
目に見えないものの具現化、潜在意識の視覚化という精神性の高い作品に挑み続けている「glia」は、
〈愛や関心への飢餓〉という重厚なシーズンテーマをコレクションで表現しました。
大人になってもカワイイものがやめられない、
そんな女性に向けた「KILME」は、ハートのテキスタイルが秀逸。
同時に、女性のドロッとした感性もデザインに注入。
ブランド名が、童話・寓話を意味する「Fabura」は、
大人の女性があえて表現したい少女性やエロスを
バックグラウンドストーリーのあるデザインで提案。
「TUBASA SHINYO」は、理屈ではなく、クリエイターの感性で捉えた「どこか良いもの」をアウトプットするブランド。
〈youth〉をシーズンテーマに、少年のピュアさ、性への初期衝動を、メインカラーのピンクや、オリジナルのタトゥーで形に。
歴史・映画などを情報ソースに新たなカルチャーを再構築して提案する「DAIRIKU」は、大阪校からの出場。
今回、1960年代から70年代の学生カルチャーに注目し、ダンボールニットやアイビーカラーをキーデザインに。
12ブランドの中でも異彩を放っていたのが「ZOKUZOKUB」。
ぞくぞくしいものの美を追求するブランドで、今シーズンは、シャーマンや神道のテイストと
スポーティな要素を組み合わせました。
少年性を軸に、感情をまとうというコンセプトで展開する「1.(イチ)」。
今回は〈Naked〉をシーズンテーマに置き、感情があらわになる肌を感じるデザインを目指し、
シルエット重視、透け感のある作品を提案。
「TENTEN」は、デザイナー自身のドキュメントとフィクションを織り交ぜた作品を追求するブランド。
少年のグランジスタイルと湧き上がるようなエネルギーを「クール・モイスト」というテーマで捉え、
ブックのコラージュがそのまま服になったような作品をプレゼン。
甘さが苦味に変わるようなせつない瞬間をまとうという「old honey」は、
〈オペラ座の怪人〉がシーズンテーマ。
劇中、ファントムの愛が憎しみに変わる瞬間の感情と、
ネオン街を孤独に歩く女性の姿をリンクさせ、ドラマティックなコレクションを見せてくれました。
この最終プレゼンを踏まえた最終結果は、後日、恵比寿で開催される
「Asia Fashion Collection」のランウェイショー後に発表されます!
さて、ニューヨークでのランウェイデビューを勝ち取るのはどのブランドでしょうか!?
次回は、ショー当日の模様をレポートしちゃいますので、お楽しみに★