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2014.09.13東京
授業/特別講師/講演会
Asia Fashion Collection(略してAFC)の2次審査が行われました!
AFCとは、日本、韓国、台湾、香港の若手ファッションデザイナーのインキュベーションプロジェクト。
今年は、10月19日(日)にEBiS303 でランウェイショーを実施します。
今回はそのショーに参加する過程の2次審査の様子をレポートしちゃいます!
ファッションデザインを学んでいる学生を中心に1次審査のブックチェックが行われ、
それに通過した人を対象に2次審査のトワルチェックが行われます。
本日は2次審査参加のみなさんに、トワルの説明や自身のブランドについてお話を聞いてきました!
コレクションデザイン本科の小川蕗子さん。
ブランド名はご自身の名前をとって『ふきこ』です。
折り紙や、すだれなどを飾り付けしたトワルの設置ブースは昔懐かしい雰囲気です。
今回のテーマは“中学二年生の夏の終わり”。
「中二の時は夢がはっきりあって、未来に自信がありました。
成長した今は少しだけ現実が見えてきて自信がなくなっています。
なので、中二の時の自分をちょっと思い出すようなイメージにしました!」
と話す、小川さん。
うちわを持ったり、金魚が描かれていたり、運動服を着ていたりするデザインは、
夏休み直前のわくわくした気分、部活で運動した思い出、夏祭りの思い出などが詰め込まれています。
1次審査のブックも、小川さんの地元の写真がちりばめられており、
自分自身の中二の夏休みを思い出して作成されているのがよく分かります!
イメージぴったりのデザインになっていますね。
続いては、高等部ファッションデザイン科の天池可奈さん。
ブランド名は『Se cal』。
フランス語で「Sea color」あなたの日常に染まりたいという意味から名づけられました。
シーズンコンセプトは『傾思い』です。
ランウェイを廊下に見立て、そこを歩く恋愛中の女子の服装をイメージしています。
「大好きな彼に思いが偏りすぎて、少しだけ傾いた様子を表現したいです」
と話してくれた天池さん。
トワルはシーズンコンセプトに沿ってつくられています。
セーラー服をモチーフにしたデザインでは、タイを頭にかぶったり、スカートが持ち上がっていたり、
セーラー服全体が斜めに傾いていたり、と、真っ直ぐに見えてどこかおかしくなっている様子が表現されています。
真っ直ぐに着こなしたいのに、着こなせないデザインは思春期の恋愛そのものですね!
次に紹介するのは、X-SEEDの榛葉翼くん。
ブランド名は『TSUBASA SINYOU』です。
ブランドコンセプトは『Something good』。
「理屈じゃなく、感情的な部分で何かいいよ。と思ってもらえる作品を作りたい」と言う榛葉くん。
今シーズンはYOUTHをテーマに少年から大人になる過程。わからないものへの葛藤などを表わしています。
ピンクをイメージカラーに使ったのは、妄想やピュアさ、あやうさなどを表わすため。
デザインにも大人になりきれない少年っぽさが現れていますね。
他にもたくさんの学生に話を聞くことが出来ました!
輪ゴムを編んで洋服の裾や袖に使った学生、ぬいぐるみを全て手作りした学生、
イラストレーターとタッグを組んでテキスタイルに組み込む学生。
生地を藍染めにした学生は手も青く染まっていました。
一人ひとりの個性溢れるデザインが満載です。
学生の熱意がとても伝わってくる2次審査のトワルチェックとなりました!