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2013.01.21東京大阪
授業/特別講師/講演会
特殊メイク&ボディーアート本科(2年生)が、
卒業修了制作展用の作品撮りに取り組みました
テーマは『自己主張』
まずは、對間(たいま)さんの作品。
モデルさんの頭上に咲いた大輪に目を奪われます
「お花屋さんに入った時、ダリアが1番輝いて見えました。
花びらの先が、とても鋭くて自分の中のトゲトゲした部分と重なったんです。」
プラ板を1枚1枚ライターで焼き、貼り合わせて作ったお手製ダリア。
アイメイクも花と同じカラ―で、鮮やかに仕上げました
「引きで撮ってください。」と、カメラマンさんにもしっかり要望を伝えます。
関崎君は「トランスヒューマニズム」という独自の世界観を築きました。
「僕は、『特殊メイク=血、グロい』みたいな先入観を取っ払いたくて。
あえて特殊メイクっぽくない作品に挑みました。
マスクはFRPというプラスチックで作っています。
腕につけたフォームは、もともと柔らかい素材。堅い質感を出すのに苦労しました…。
機械のパーツは、秋葉原のジャンク品をかき集めてきました!」
そうそう、今回の課題では、「フォーム」という技術を使うことも指定されているんです!!
撮影中も、フォームに埋め込まれた機械部品が妖しい光を放っていましたよ
写真を確認し「形になってよかったです!!」と満足そうな関崎君。
藤山さん
「自分の心の中を表現しています。人間でも、妖怪でもなく…
悪魔的な、自分の中の負の部分です。」
口が裂けた灰色の女性。仮面を片手に、どこか寂しげな雰囲気
肌には、乾燥に強い「パックス」と呼ばれる特殊ファンデーションを塗り、
その上からベビーパウダーをのせ、更にエアブラシで仕上げました
パックスも冬の乾燥には耐えられないのか…
モデルさんの肌表面がパリパリに…
撮影の合間に修正する藤山さん。カメラマンさんと話し合いを重ね、横位置で撮ることに。
「縦よりも、横で空白を出したほうが写真にストーリーが生まれる気がします。」と、にっこり。
細部までこだわります!
「顔のまわりにバタフライが飛んでいる感じ…。」とカメラマンさんにイメージを伝える野崎さん。
「外からの情報に左右され戸惑う自分」を表現しています
左ほほや頭の上にバタフライのモチーフをあしらいました。
自然な肌色は、複数のパックスを混ぜて作った力作
「ヘビのフォームの線は、彫刻刀で彫りました。ヘアは高い位置のポニーテール。
自分の中にある劣等感を表現したかった。」と話す加藤さん。
顔に、フォームを貼りつける作業は1回しかできないため、とっても真剣。
大ぶりのアクセをつけて、いざ撮影へ
グレーのバック紙に、ヘビの邪悪さが映えますね
松本講師
「少しダークなテーマを選ぶ学生が多いですね。みんな、よく頑張っていると思います」
今回の準備には… 平均6時間()かかってます。
それだけに、学生たちの本気度も高く、ひたむきに取り組む姿が印象的でした
写真は、2013年の「卒展」で展示されます☆☆
学生たちの作品を、どうぞお楽しみに…!!