8月29日、30日バンタンクリエイターアカデミーにて、バンタンデザイン研究所と合同で「自己発掘&自己表現2Daysインターンシップ」が開催されました。
ランニングホームラン株式会社様と、株式会社エレファントストーン様のご協力による今回のインターンシップ。
登壇者はランニングホームラン株式会社・澤さん。
そもそも、クリエイターにとって自己分析は必要なのか?
澤さん
「自己分析は、クリエイティブ職にとっても重要です。
クリエイターは、クライアントの想いや意図を忠実に汲み取る必要があります。
その為にはまず、自分の想いを十分に理解している必要があります。
そして自分の想いがぴったりハマる企業で働くことで、自分のポテンシャルを最大に発揮することができるのです。」
それでは、ハマる企業に入るにはどうするべきか。
ポートフォリオも大切ですが、それだけではないそうです。
澤さん
「大切なのはこの3つ。
目指す世界観が合うかどうかの『価値観フィット』、スキルを伸ばす方向性が合うかの『成長フィット』、
そして業務内容がやりたいことと一致しているかの『業務フィット』です。」
大切なのは自分を知り、揺るがない軸を手に入れること。
そのために、コンセプトワークシートを使って、自分を知ることから始めていきます。
まずは自分の「快」、心地よく思うものや好きなモノ、人、概念を挙げていく。
そして4つ挙げた好きなものの中から、「なぜそれが好きなのか」「どういう部分が好きなのか」
と自身の心のより深いところを探った4つの理由を書き出していきます。
その共通点を3つにまとめ、さらにその中から一つのコンセプトを発見します。
まずは20分間、個人で自分の「快」を抽出します。抽出を終えたら、
他のメンバーと自身の「快」についての意見交換をしました。
その後は、「不快」の抽出と意見交換をします。
そうして、自分のコンセプトを発見していくのです。
今回のワークショプを経て
バンタンデザイン研究所 ファッション総合ファッションプロデュース専攻2年のカワバタさんのコンセプトは
アニメ「Reゼロ」のスバルに決定。
自身の好きなものや目指しているものを突き詰めた結果、原点であるキャラクターにたどり着いたそうです。
カワバタさん
「スバルは、負けてばっかりでダサいやつなんです。でも、僕はその中にかっこよさを見出しています。
僕の好きなものや憧れは、彼を見て培ってきたなと、気付かされました」
「悠々自適」をコンセプトにしたのは、
バンタンデザイン研究所専門部 グラフィックデザインコース1年のヒロセさん。
ヒロセさん
「私は感覚的に生きてきたタイプで、好きなものも『気づいたら好きだった』ぐらいに思っていたんですけど。
そういった直感的なものをさらに深めていくことで、
自分の原動力や軸となっている部分が見えてきました。」
バンタンクリエイターアカデミー2年制のナカムラさんは、「効率的」がコンセプトに。
ナカムラさん
「自分のこれまでの経験や、その時思ったことを振り返っていきました。
すると、自分はいつも『誰かのため』が主軸となっているなと気づきました。
自分でも気づけていない、自分の原動力を知れたことで、将来自分が働く企業を選ぶときに役立つと思いました。」
今回のインターンシップで、自身のコンセプトを見つけることができたメンバーたち。
就職活動の際には今日の経験が活きることでしょう。