N.Y Fashion Weekにデジタル参加。スチール&ムービー撮影の裏型に密着!kaoism(e)(カオイズム)デザイナー冨山 華緒さん/バンタンデザイン研究所 東京校

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2021.02.16東京

ここは、東京都内のオフィス街。

ビルには、Asia Fashion Collection 8th日本代表デザイナーふたりの姿がありました。2021年は、日本代表デザイナーはNYファッションウィークにデジタル参加することになりました。あらかじめ、ブランドのムービーを制作し、

イベントにてお披露目されます。

WWD U.S.A Digital (2021/01/21)は「New York Fashion Weekは、例外を除きデジタルイベントになる」と報じていて、ブランドにも社会情勢に

応じたプレゼンテーションが求められています。

 

朝7時半からスタートしたシューティング。

屋上に設けられた、メイク室&フィッテイングルームで撮影の順番を待つのは、kaoism(e)(@kaoism_e)デザイナー・冨山 華緒(トミヤマ カオ)さん。

バンタンデザイン研究所東京校に在学中です。

かお.jpg

ラックにアイテムを掛けて、スチーマーでシワを丁寧に取っていきます。また、撮影で使用するスニーカーを並べて確認。

モデルがスムーズに着替えられるように準備を進めます。

 

――― ブランドにはどのような想いが込められていますか?

「私自身、制服などのルールで決められた格好でいることが多く、窮屈さを感じていました。好きなときに、好きな服を、好きなように着たいという想いを込めて

『シーンの開放』を軸にブランドをしています」

 

―――  2021AWのテーマは?

「ご近所ドレスです。例えば、コンビニに行くとき、買い物に出かけるとき、公園に行くときにドレスアップすることで、抑圧されがちな気分が開放されるのではないか?と思い、デザインに落とし込んでいます」

 

 

14時。予定より1時間遅れて、スチールのシューティングがスタート。スチール撮影は、各種ウェブ媒体はもちろん、kaoism(e)ブランドサイトにも使えるため、

気合いが入ります。

撮影場所に選んだのは、無機質な雰囲気が漂うシャッターの前。事務員がつけている「腕抜き」から着想を得た「ポストに手紙を投函するときのドレス」や、

「ハーゲンダッツを買いに行くときのトレンチコート」など、2020年10月15日のTOKYO STAGEで発表した既存6体のコレクションに、

新しいコレクション4体が仲間入り。

「2021AWは、『欲しいものリスト』から発想し、デザインしています」と、冨山さん。

 

モデルASHELYがまとうルック。テーマは「おにぎりが大好きで、ピクニック好きな子のイメージ。てるてる坊主をイメージしたオーガンジーのケープには、

毛糸で花のモチーフをあしらいました。スパッツのテキスタイルは、おじいちゃんの写真を加工したオリジナルです」

ケープ.jpg

 

モデルDANYが着るのは「ワニがテーマ。背中のギザギザや肩パッドは、防具のようなイメージで付けています。実は、新作の中ではいちばんのお気に入り。

買いものリストに、さすがにワニは入っていませんが(笑)少しファンタジー要素のあるルックも入れたかったんです。

もともとリアルクローズじゃないほうが得意なので……」と明かします。

 

特に、ヘアメイクさんやスタッフから「可愛い」と好評だったのは、モデルSENが着こなすルック。

「お買い物のときに、手に持っていたらいいなと思う『トイレットペーパー』がテーマ。紙のようなくしゃくしゃ感のあるトップスに、

トイレットペーパーが転がっていったときのように、後ろ見ごろが長いデザインが特徴。スカートは、裾をリボンで結んだデザインです。

ジブリ映画に登場する活発な女の子たちが、スカートを結んでいるのが可愛くて、そこから着想しました」

ペーパー.jpg

 

フォトグラファーは、モデルのヒキとヨリを撮影します。「くるっと回ってみて」「OK!次は遠くからゆっくり歩いてきて」と、モデルとのセッションが軽快に進んでいきます。

この日は強風で、ストールが取れてしまうハプニングも……。「入ります!」と、思わず撮影を止めて服を整えに入る冨山さん。

「ゆるめに巻くのが可愛いと思っていいましたが、ビル風で飛ばされてしまう。急遽ヘアメイクさんに、髪もピンで留めてもらい、スカーフもギュッとしっかり

結ぶことにしました」と臨機応変に対応していきます。

 

また、スマホでメイキングを撮影する姿も。

スカーフ.jpg

 

 

続いては、動画撮影。最初から最後まで、通しで撮影するスタイルのため、撮影クルーの導線の邪魔にならないよう、建物内で待機する冨山さん。

「カメラに映りこんではいけない、物音を立ててはいけない」という静かな緊張感が漂います。撮影の合間に、暖を取りにきたモデルたち。

冨山さんは、衣装の乱れを、細かく、丁寧に、素早く直していきます。6回ほど撮影して、ようやくムービーのシューティングが終了。

約3時間半にわたる撮影が終わりました。

動画.jpg

「特に動画は通しの撮影だったので、私も緊張しました。でも、格好いいモデルさんに着てもらえて、服の魅力が100倍増しです」と満足そう。

モデルさんたちの着替えを手伝い終え、服を折りたたんでボックスに収納。すべての撮影が終わったらすぐに撤収できるように、

テキパキと片付けを進めていきます。「未だ余韻に浸っています」と興奮冷めやらぬ彼女に、インタビューを行いました。

 

――― NYFWに、映像で参加することについてはどのように受け止めていますか?

「本当はNew Yorkへ行きたかったけれど、今年はこのような形になりました。たくさんの豪華なクリエイターが協力してくださり、私たちのために動いてくれています。

例年とは違う形だけれど有難いですし、とても光栄なことです」

 

――― 前回のコレクションを踏まえて、デザインするうえで大切にしたことは?

「着ている人がワクワクするようなデザインを意識しています。例えば、モデルさんがネギを持ったルックは、農家さんをイメージしていて、帽子にも日よけがついて

います。ドレスアップと、日常着とのミックス感が出せたのではないかと思います。PVCのバッグは、買い物のときに使うビニール袋から着想を得ています。

タグにも、バーコードを意識したロゴをあしらっています」

 

――― そもそも、AFCに参加した理由は?

「1年前に講師に勧められて、意識したのがキッカケ。周りの人の意見を聞くうちに本気で取り組みたいと思うようになりました。応募したときは、今の自分の姿を

想像していなかったです。努力が良い方向に実って、嬉しいですね」

 

――― 参加したことで、自分の成長を感じますか?

「とても感じます。まず、1年間かけてここまでひとつのテーマに向き合うことが初めてでした。テーマやコンセプトをとことん追求した成果が、コレクションにも昇華されていると思います。今後は、人が着たときにどう見えるか?という部分をもっと強化していきたいです」

 

――― AFC、NYFWを志す後輩へのメッセージにアドバイスを。

「人にどういう気持ちを届けたいかは、ハッキリさせておくといいと思います。あとは、早め早めの準備をしておくと良いです」

 

――― 今後の目標は?

「ブランドを続けていきたいです。皆さんが着られるようなリアルクローズと並行して、kaoism(e)の世界観を表現した衣装も展開したい。このブランドでご飯が

食べられるようになりたいですね。具体的な目標もあって……23歳までに、橋本愛さん、杉咲花さんに衣装として着用してもらいたいと思っています」

 

「ご近所ドレス」を、NYFWで、日本で、どのようにアピールしていくのか?kaoism(e)の見据える未来に注目です。

 

▼kaoism(e)インスタグラム▼

http://www.kaoism.com/

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