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2019.11.11大阪
イベント
10月6日に大阪市住之江区にあるCCOクリエイティブセンターにて「VANTAN CUTTING EDGE 2019」が開催されました。
今回はイベントの内容とコンテストの様子をお届けします。
毎年10月に開催されるバンタンカッティングエッジでは、
ファッション、ヘアメイク、デザイン、スケートボードなど、学部ならではの集大成でランウェイショーや、展示ギャラリーで作品発表が行われます。
学内でお題が発表された後に、学生が企画書に取り組み、学内選考を実施。
その後に行われる作品進捗チェックなど、厳しい過程を経て通過した学生のみが発表できるコンテストステージです。
当日は業界第一線で活躍する方々をお呼びし、プレゼンテーションが行われました。
それでは展示ブースのあるホワイトチェンバーをみていきましょう!
ファッション学部ファッションプロデュース学科「オリジナルブランドショップ」
ファッションプロデュース学科の受講生たちがオリジナル商品の企画・制作を行い、実際に販売を行いました。
自分の考えたブランドを商品化できるよい機会であることはもちろん、店舗で売るためのノウハウや経験を肌で感じることのできる実りの多いイベントになったようです。
各ショップの代表者が、村上要さん(「WWD JAPAN.com」編集長)と、大橋聡太さん(GARDEN大阪ストアマネージャー)に、作品プレゼンを行いました。
デザイン学部のグラフィック&イラスト学科、映画・映像学科「ヴィジュアルデザイン エキシビション」
話題のタピオカを題材に、拡大解釈したデザインを展示しました。
ドリンクとしてだけでなく、スタイルとしてのタピオカや懐かしいものとのコラボレーション、そしてタピオカを楽しんだ後のゴミ問題といった部分までをアートに仕上げていました。
アートディレクターとして第一線で活躍する西岡ペンシルさんにプレゼンテーションを行いました。
バンタン高等学院スケートボード&デザイン専攻「スケートボードシューズデザイン&ムービー」
スケートボードには欠かせないadidas Skateboardingのシューズのオリジナルデザインの展示と、そのシューズを履いてスケボーする姿を捉えた映像の上映をしていました。どのシューズも独創的で、スケボーをする姿がより映えるようなデザインです。
スケーターでもあり、ペインターとしての一面をもつ村岡洋樹さんと熊谷一聖さんを審査員としてお迎えし、学生たちはプレゼンテーションを行いました。
美容師&メイク学科「マニックパニック エクスペリエンス」
「マニックパニック エクスペリエンス」は、マニックパニックのカラー剤を使ってお客様好みのヘアアレンジを施術。
ピンク、オレンジ、紫、黄色など沢山のカラーの中から、お客様の髪の毛にカラー剤を塗布し、お客様も普段の雰囲気とは異なる自分のヘアアレンジに大変喜ばれていました。
続いては、ホワイトチェンバーに繋がる廊下に設けられたギャラリースペースです。
ファッション学部ファッションデザイン学科や、スタイリスト学科による、ショーで披露するブランドやスタイリングの写真や、ヘアメイク学部によるランウェイショーの作品写真が掲示されていました。
またデザイン学科の写真の前には、各ブランドの学生が服作りの原点ともなる、インスピレーションが詰まったブックの展示もあり、
ブックは特に来場者の方から注目を集めました。
続いては、ショー会場へと移ります!
沢山の来場者の方にお集まりいただき、ヘアメイク学部とファッション学部による3つのショーステージが行われました。
ヘアメイク学部「Hair make explosion」
ヘアメイク学部によるステージでは、高等部と全日制12名が、「No Border」をテーマに作品を発表しました。
渡辺直美さんをはじめ著名アーティストのヘッドピースを手がけられるなど、第一線で活躍されるKUNIO KOHZAKIさんや、
ヘアドレッサー&メイクアップアーティストのHARIO!?さんを審査員としてお迎えしました。
スタイリスト学部「NO COFFEE x VANTAN STYLING BATTLE」
スタイリスト学部は、福岡発祥の"Life with good coffee"をコンセプトにしコーヒーのライフスタイルを提案するショップ「NO COFFEE」の商品を使用し、
「ラグジュアリースポーツ」をテーマに組んだスタイリングをショーで発表し競い合いました。
NO CORPORATION代表取締役の佐藤慎介さん、「WWD JAPAN.com」編集長の村上要さんに審査を行っていただきました。
ファッション学部 「ORIGINAL BRAND CONTEST」
ショーの最後は、オリジナルブランドコンテスト。
高等部・全日制のファッション学部の学生8名がブランドを立ち上げ、コレクションを発表しました。
村上要さん、DAIRIKUデザイナーの岡本大陸さん、proefプロデューサーの五十嵐勝大さんに、コレクションの審査を行っていただきました。
VANTAN CUTTING EDGE2019 OSAKA 表彰式
ショーが終了し、VANTAN CUTTING EDGE表彰式では、各部門のグランプリが発表されます。
ファッションプロデュース部門には、ファッションプロデュース基礎科の吉田菜乃子さんが最優秀賞に選ばれました。審査員からは「作品がファッションプロデュースの地を行っていて、誰をターゲットにしたものかわかりやすいものだった部分を評価しました。作品から情熱が伝わってきたのもよかったですね。その気持ちを忘れず頑張ってください」とのお言葉でした。吉田さんは「まさか自分が選ばれると思っていなかったけど、自分の思い描いていたブランドを形にして評価されたことがうれしい」と語っていました。
スケートボードデザイン部門からは、スケートボード&デザイン専攻2年の樋口蓮さんが最優秀賞に選出されました。審査員からは「シューズと映像がマッチしていた。コンセプトとムービーもしっかり合っていた」との評価でした。樋口さんは「感激しています。これからもみんなとすべってスキルを磨いていきたい」とコメントしていました。
デザイン部門からはWSグラフィック&イラスト基礎科の多田千夏さんが最優秀賞を獲得しました。審査員からは「タピオカという俗っぽいお題だったが、粋に仕上がっていたのが面白かった」とのコメントでした。多田さんは「すごくうれしいです」と緊張気味に語っていました。
ヘアメイク部門では、高等部ヘアメイク専攻3年の清水ゆり彩さんが最優秀賞でした。審査員からは「4年ほど毎年この賞を見てきていますが、学生の勢いや芸術性のあるものを選ばせていただきました」とのコメントを頂きました。清水さんは「自分の作りたいものはなかなかできなかったが、先生や友人の協力で作り上げることができました」と周りの人へ感謝の気持ちをコメントしました。
スタイリスト部門では、スタイリスト本科の橋本彩さんが最優秀賞でした。審査員からは「ノーコーヒーという、知らないと思うコンセプトから自分で調べて作り上げたものが見られて、新鮮で楽しかった」とコメントされていました。橋本さんは「自分が(グランプリを)取るとは思っていなかった。作りたいものを作れたし、それで賞がもらえてうれしい」と喜びのコメントをされていました。
ファッションデザイン部門では、ファッションデザイナースタイリスト科3年の北川寧々さんが最優秀賞を受賞しました。審査員からは「自分の本当に作りたいものを作るという気持ちが大切。そのためにはコミュニティーを作って多くのファンを増やすことも必要。これからも恐れず自分の作りたいものを描いてください」と熱いメッセージが送られました。北川さんは「とてもうれしい。みんなに助けられたことも多いので、ありがとうと言いたい」と感謝のコメントを残していました。
今年もさまざまな作品やデザインが発表されて、来場者の方も学生にとってもいい刺激を得られたのではないでしょうか。来年もどんなものが見られるか期待が膨らみます!