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2017.12.25東京
卒業生
バンタンデザイン研究所デザイン科を卒業し、現在動画コンテンツを手掛ける
カクテルメイク株式会社(https://cocktail-make.com/)にて、
アートディレクターとしてご活躍される奥 武洋さんにインタビュー!
カクテルメイク株式会社 / 制作責任者 兼 アートディレクター
1986年生まれ。湯の町別府育ち。デザイナーとしてデザイン会社を数社経験後、独立。
1年の独立期間を経て、カクテルメイク参画。
対応ジャンルは動画ディレクション、グラフィック、Web。
休日は大体温泉に浸かっています。将来的には温泉になりたい。
前編のインタビューはこちら
https://www.vantan.com/topics/blog/detail/3149.php
-社会に出てからと学生時代の一番の違いは何だと思いますか。
学生のときは、作ったものを「作品」と言っていいですが
社会に出たら、自分の作ったものは「仕事」というのが大事かなと。
「作品」は自己の主張なので。。
アーティストとして仕事をするなら、それは「仕事」になると思いますが。
デザインは問題解決をするものですから。もう少し広義なものとして考えたいですね。
-卒業してから現在までの職業を教えて下さい!現在のお仕事ではどんなことをされていますか?
デザイン系の会社2社務めた後に、一度独立を経験しました。
それから今勤めている会社、カクテルメイクの代表の松尾と出会いました。
彼はITやスタートアップに明るい方だったのと、
僕はデザイン業界という狭い世界の人間だったので、出会いは凄く新鮮でした。
お互いにない部分に惹かれあって一緒に仕事しようよって声をかけてくださって。
そして今に至る、という感じですね。
-それまでは紙媒体のグラフィフィックなどを?
ファッションや、エンタメ系のグラフィックデザインが中心でしたね。
-今までとは違う方向に行ったんですね。
そうですね、全くプロセスの違う新しい世界に飛び込みましたので。
ステップアップしていく実感は日々感じていました。
BtoCの仕事だったのが、BtoBになったということもあり、とても新鮮でしたね。
-高校生の頃夢みた「アートディレクター」という職業でご活躍されていますが、
どのように夢を叶えてきましたか?
就職して、3、4年は全然社内コンペで勝てなかったんです。それはもう役に立てないというコンプレックスに苛まれました。
ある日一つ成功法則を見つけたら、得意分野で勝てるようになって、
そこでようやく自信がついてきました。
それがバンタンを卒業して8年ぐらいしてからでした。
そのタイミングでフリーランスになることを決めました。
フリーランスになった理由の1つは、お金の流れを身をもって知っておきたかったからです。
中規模の会社にいたので、営業が持ってきた仕事に対してデザインだけをするという流れがありました。
それはそれで完成されたフローで、作ることに集中できるのでやりがいはあるのですが、
僕はコミュニケーションやお金の知識などにも興味があったので、今の環境じゃもう成長できないな、感じたのは最大のきっかけかもしれません。
独立して一人で仕事してみると、自分で作ったものをすごく相対的に見れるようになりましたね。
お金やクライアントとのコミュニケーションにもリアリティを感じるようになりました。
そういった積み上げがあり、今僕がいる業界を見渡すと
IT、スタートアップ界隈にはデザイナーが少ないんですよ。
そういった意味では今までの経験をうまく活かせて良かったと思っています。
-アートディレクターとしては今の会社とどのように関わっていますか?
動画内製ツール RICHKA
動画制作 / マーケティング支援 movico
どちらも動画を主軸に運営していますがRICHKAはパートのおばちゃんでもプロクオリティの動画が作れちゃうオンラインツールです。
movicoは、マーケィングに特化した動画制作サービスです。
動画のディレクション、クオリティチェックなどを担当させてもらっています。
-今の仕事の魅力を教えて下さい!
クライアントがSNSなどで弊社のつくった動画を発信してくれているのを見たり、
トレインチャンネルで見たときは感慨深いです。
あと、請求書を送付するときもですね(笑)。
-大変だったお仕事などはありますか?
今の会社に参画してから展開していたサービスが色々あったのですが
訳あって方向転換することになったのですが、それはいい経験になりましたね。
メンバーで毎日夜中まで話し込んで、その時にRICHKAというサービス
が生まれました。
危機から生まれる馬鹿力みたいなものをメンバーそれぞれが感じていたと思います。
-奥さんの、これからの夢や目標はありますか?
巷で、カクテルメイクって社名を出したら、
あぁカクテルメイクね!って言われるようになっていたいですね(笑)。
個人としてアートディレクターとかデザイナーとして有名になりたいというよりは、
会社がつくっているサービスを世の人に知って貰いたいという気持ちが大きいです。
昔はMdNに掲載されることが目標だったりもしたのですが、今はさっぱりです。
-最後にこの業界を目指す子達に学生中にやっておくべき事などアドバイスをお願いします!
いつ、どこで誰が助けてくれるか、本当にわからないですからね。
恩は売れるだけ売っときましょう。
あと、嫌いな人からこそ学びなさい、ですね。
嫌いな人って本当は話したくもないじゃないですか、でもそんな人と楽しく会話できたら、
そのコミュニケーション能力はどこ行っても活きると思います。
顔も見たくない程だと話は別ですが(笑)。
-とても勉強になりました!ありがとうございました!