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- [全日制]「DAIRIKU」デザイナーとして活躍する ...
2017.12.20東京
卒業生
バンタンデザイン研究所ファッションデザイン科大阪校から
東京校X-SEEDに進学した『DAIRIKU』デザイナー岡本大陸さん。
AsiaFashionCollectionではグランプリを獲得し、
ニューヨークコレクションでは自身のコレクションを発表しました。
数々の有名ファッション誌に、次世代のデザイナーとして紹介され取り上げるなど
注目を集める『DAIRIKU』。
東京で、一人では初めてという2018 S/S コレクション展示会場では
時代の空気感も含みつつ、彼自身がこれまでの人生で感じてきたことや
見てきたものがデザインに落としこまれた唯一無二のコレクションが並びました。
ポップに表現された刺繍のデザインをはじめ、
細部にわたるまでこだわったという大陸さん。
服のデザインだけに留まらず、自分で手掛けたという
ルックブックのグラフィックやインビテーションが飾られた空間で
これまでの事からこれからの夢までインタビューしてきました!
Dairiku Okamoto
1994年生まれ。15歳の時に大阪独自のユーズドアイテムやユースカルチャーに影響を受ける。
バンタンデザイン研究所ファッションデザイン学科に在籍中から展示会形式で自身のブランドを発表していた。
2016年10月にAsia Fashion Collectionのグランプリ獲得し、2017年2月にNYファッションウィークにてランウェイ形式でコレクションを発表した。
現在は東京を拠点とし、2018SSからコレクションを発表。
https://www.instagram.com/dairiku_/
前編/後編 でのインタビューをお届けします!
-高校生時代はどんな学生でしたか?
とにかく服が大好きでした。
奈良の高校に通っていましたが、学校帰りに制服のまま大阪のアメ村という
古着屋が沢山並ぶ所にしょっちゅう行っていました。
三角公園という所があって。
行けば服好きな友達が集まっていました。
自分の学校の子よりも、そういう場所で出会った仲間と会っていて、
その子達とは今でも仲良くしています。
最初は古着系が好きでしたが、その後、東京系のブランドが好きになっていきました。
東京に行くと、セレクトショップや、若手系のドメスティックブランドは全部見ていて
好きなブランドを全身で着たり、とにかく服が大好きな高校生でした。
-当時の夢を教えて下さい。
ファッションが大好きだったので、服を創りたいなぁというのはありました。
-なぜバンタンを選びましたか?
当時好きだったブランドのデザイナーがバンタンで講師をしているというのが
大きかったです。
-バンタンデザイン研究所の何科に入学されましたか?
大阪校のファッションデザイン科に入学し3年在籍し、1年間X-SEEDに進学する為に
東京に来ました。
3年生のAsiaFashionCollectionのトワル審査のときに講師のナカアキラさんが
結構褒めて下さって、X-SEEDを薦めて下さいました。
ビジネスの勉強も出来るし、工場の背景なども色々勉強できると聞いたので、
進学を決ました。まさか入るとは自分でも思っていなかったです(笑)。
でも、入って正解でした。
-好きな授業、印象的だった授業、苦手な授業はありましたか?
ブランドのファッションヒストリーの授業は好きでした。
服の歴史的な背景を学ぶのは楽しかったです。
デザインを考える時間、リサーチする時間も好きでした。
作業だとか、縫うのは苦手でした。
やるのはやりましたが、少し面倒には思っていました。
デザインを考える方が好きでしたね。
-今回発表したコレクションの縫製はどうされていますか?
縫製はストライプのシャツ以外は全部工場です。
パターンは基本自分でやっています。
-刺繍のデザインなどは?
刺繍のデザインなどは全部自分です。
今回のインビテーションにもなっているDVDのロゴも映画風に見せたいので、
フォント選びから自分でデザインしました。
自分で描いて、スキャンしてイラストレーターというソフトで更に手を加えていって。
写真はフィルムカメラでフォトグラファーの方に撮って頂いています!
-今回のコレクションについて教えて下さい。
テーマは夏休みにおじいちゃんの家に行って
おじいちゃんの趣味についていく孫みたいな感じです。
わかりやすいようにVACATIONにしました。
小学校の夏休みの終わりに宿題が沢山たまっている時みたいなイメージです。
-工場などはどのようにして見つけてきましたか?
ネットだったり探して電話して手配したり
人の紹介だったりもします。
デニムはスタイリストの方に、岡山のデニムの縫製の人と繋げてもらいました。
-今回の展示会での、大陸さんのこだわりはありますか?
インビテーションも、映画チケット風に全部自分で創っています。
あと、デニムは特別なミシンで特別な縫い方があるんですけど
それは守りたいと思い、岡山で縫ってもらっています。
値段は高くなってしまいますが、そういうのを大切にしたいなって思っています。
-卒業してからもバンタン生と交流がありましたか?お仕事でも関わる事ありましたか?
バンタンの時の先輩が東京にいて
トワルの段階で縫ったり、手伝ってもらっています。
学生時代、グラフィックデザイン科にすっごく仲良い子がいて、今でも仲良いんですけど。
その子といつも学校帰りにご飯行ったりしていて。
フォントとかグラフィックデザイナーの話を沢山してくれて、
僕はファッションの話などをしていて。
文字のフォントなど詳しいわけじゃないけど、
学生時代に、違う専攻の子と繋がりがあったから
文字選ぶ重要さとかフォントへのこだわりとか。
ルックの見せ方は大事だなということは、その時学びました。
色んな角度から違う角度で
物事を見れるようになりました。
今回のコレクションのルックのグラフィックも自分でデザインしましたし、
そこまで意識がいったのは、彼と出逢っていたからだと思います。
学生時代に違う学科との繋がりがあったのは、大きかったと思います。
~
後編に続く
https://www.vantan.com/topics/blog/detail/3147.php
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