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2016.06.06東京
入試/体験イベント
この素敵なイラスト作品、どこかで見たことがあるような気がしませんか?
描いたのは、今回GWセミナーの講師を務める、デジタルアーティストwatabokuさん。
早速、GWセミナーのグラフィック・イラストコース特別講演会をレポートします!!
Official Site: http://www.wataboku.com/
Instagram: https://www.instagram.com/wataboku__/
Facebook: https://www.facebook.com/watashibokuore/
Twitter: https://twitter.com/wataboku_
———改めて、watabokuという名前の由来を教えて下さい
「もともと、『わたし、ぼく、おれ』という名前で活動していたんです。当時は全く別業界の会社に勤めていたので、会社員としての一人称が「わたし」、
デザインをするときは「ぼく」、またバンドもしていて、そのときは「おれ」と言っていたので、それらの一人称を統合したんです。
ただ3年前に東京に来て、そこからバンド活動はしていないので、「おれ」がなくなって、わたしとぼくでwatabokuになりました。」
———上京を決意されたのは?
「家族の中で九州にいるのは僕だけだったし、もう自立もしていたので、しがらみもないかなと思いました」
……と、ここでwatabokuさんから重大発表が!!!
「実は、もうひとつ顔があります。それはグラフィックデザイナーです。よくフリーランスと思われるんですが、
株式会社トリプル・オーという会社でグラフィックデザインをしながら、watabokuというプロジェクトをしています」
会場ではこのあとグラフィックデザイナーとして関わった多くの仕事をご紹介いただきました。
「絵が得意なので、コンテ、ラフなども担当しています。基本は裏方です。
絵を描けることで、腕のいいアートディレクターさんたちと、アイデアの始まりから一緒に考えられるのは嬉しいです」
▼株式会社トリプル・オーHP
http://www.ooo-jp.com/works.html
今の作風にいたるまでには、色々な試行錯誤があったそう。
2007年頃、ペンタブを導入し、デジタルに本格的に取り組みます。
2010年には、風景写真の中にキャラを立たせるという作品の原型が完成。
しかし!
トリプル・オーに入社後、1年ほど描くことから離れていたそう……。
watabokuさん 「いまの会社に入社させてもらってからは仕事として刺激的な現場を経験させていただいたり、単純にすごく忙しくさせてもらったこともあって絵を描くことからしばらく離れていたんですが、あるとき、これまでの自分の絵を見直して『こんなに汚かったっけ?』と思ったんです。以前は一日1枚アップを目標にしていたんですが、その〆切にこだわりすぎていたんですね。本当は伸びしろがあるのに、早く見せたいがためにそこでやめちゃっていたと気付きました。それで、描き直しを始めました。消した作品もけっこうありますね」
2015年から、SNSでの発信をスタート。現在、Instagramのフォロワーは25.2千人!!(5/25現在)
そして、ここからはスペシャル企画!!
watabokuさんの制作現場をリアルタイムで大公開!
95%まで制作を進めた作品を、この場で完成させ、SNSに投稿するまでのライブ制作を行って頂きます!!
「描き込んでいくうちに、全体を考えるんです。最初は、髪型も決めてないんですよ」
作品を描きつつ、受講生からの質問に答えます。
———男性を描くことはありますか?
「仕事では描きます。ヒゲを描き込むのは、あんまりモチベーションが上がらない(苦笑)
ルールとして決めているわけではないので、ナシではないと思っています」
———女性を描くときは、自分のタイプですか?
「昔は、そういうのはなかったですが、だんだん自分の好みが反映されているような気はします。
多分……中学生のときに、ある女の子の、何を考えているか分からないところが、友達としてすごい好きで。そうした原体験のイメージはあるかもしれません。」
と、ここで99%まで仕上がりました!
ちょっと専門的な話ですが、RGB(色の表現方式)を分解して、赤みを入れて……
めでたく完成!そして、投稿!
watabokuさん 「できました!!!!終わったー!!!」
会場からも、拍手がまきおこりました!パチパチ!!
watabokuさん 「今日は、集まってもらって本当にありがとうございます。僕も、まだまだですが……いちばん大事なのは何があってもやめないことだと思います。僕も10代後半、20代前半めちゃくちゃ怒られました。でも、やめませんでした。継続して努力して、チャレンジし続けると、良い結果が出るのではないかと思います」
いちばん大切なのは諦めないこと!
受講生にとって、得るものが多い時間となりました。
watabokuさん、お忙しいところありがとうございました!!
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