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2014.12.25東京
屋根裏部屋で、ひとり物思いにふける女性。
彼女の名前は、EMILY。
その視線の先に……
映像学部ミュージッククリップCM本科の学生がいました!
映画・映像学部の学生たちが撮影しているのは、
新人アーティストEMILYさんのプロモーションビデオ!
そもそもの始まりは、6月に行われたミーティング。
カシオ計算機株式会社と株式会社KADOKAWAによる
音楽レーベル“Mono Creation(モノ クリエーション)”についてご説明いただきました。
学生は、すでにアーティストのキービジュアルの企画&制作もしているんですよ♪
「午前中は、校舎のスタジオで撮影しました。
みんなで絵の構図を作ってから、細かな調整をしてきました。
例えば、影。
影でも、光の当て方によってすごく雰囲気が違うんです」
と、PV監督を務める大賀君。
「EMILYさんの『the stary night』を聴くと、想い人への気持ちを星空へたくす少女が浮かんできました。
さらに、その人はどんな女性かというイメージを掘り下げていきました」
校舎のスタジオでは、星空とEMILYの影シルエットを撮影。
そして、スタジオunikkへ移動!
アンティークで異国情緒たっぷりのこちらも、
学生たちが自ら足を運び、探してきたそう。
大賀君
「影は、苦悩している自分を、
この部屋では、その想いについて考える自分を表現しています」
もちろん、撮影は監督だけでは成り立ちません。
カメラマン、照明、編集、制作、演出補佐……
チームで、机、本棚の効果的な使い方を考えます。
「なめるような感じがいいんじゃない?」
ちなみに、「なめる」とは、被写体とカメラの間に、人やモノを配置して
写しこみながら撮影する方法のこと。
カメラマンを務めるのは、映画映像本科の宮下 遥明君。
「レンズや撮影方法を変えると、色んな雰囲気が作れるんです。
例えば、レールの上でカメラをスライドさせる方法を『ドリー』と言います。
安定感が感じられるんです。
逆に、『手持ち』で撮影すると揺れたりブレたりするので、不安定な感じが出ます」
将来は、制作会社への就職を希望しているそう。
プロジェクトの全体感を知れるのは貴重です、と力をこめます。
床に散らばるのは、アンティークのような地図や楽譜たち。
「これ、ぜんぶ徹夜で作ったんです。
プリントしたものをコーヒーにつけて、
さらに醤油につけて古めかしく仕上げました」
と庄司さん。
アートディレクターもビックリの仕上がりですが、
撮影スタッフたちは
「すっ、すごいニオイ!!!」と戸惑い気味。
「ごめんね。おせんべいが散らばっていると思って!(笑)」
なんてしゃべりながら、現場も和んでいきます★
照明機材を設置し、トレーシングペーパーを使って、夜の光を演出。
いよいよ、EMILYさんがスタジオに入ります!
EMILYさん「よろしくお願いします」
彼女が登場すると、現場の空気がパッと華やぎます♪
「本番いきます!!!!」
いよいよ撮影スタート。
本に目を落とすEMILY。
その姿を、ドリーで撮影する学生たち。
「はい、カット!!」
撮影中も
大賀君
「スタイリストさん、燭台にレースをかけてください!」
と細かく指示を出します。
チームワークもバッチリ!
こうして、長い時間をかけて撮影された素材は、
編集チームによる仕上げ段階に入ります!!
多くの人たちの期待感がつまった「プロジェクトEMILY」。
作品のお披露目を、楽しみに待っていてくださいね♪