今回の産学プロジェクトの監修をして頂いたスタイリストSHIZUCA講師によるオリエンテーション。

同じヘアメイクでも、「アイドルのプロデュース」をするということは、いつもの授業撮影での制作とはまったく違うもの。

・「クライアントのニーズに応えるとはどういうことなのか？」
・「ヘアメイクと衣装のバランスはどうとるのか？」
・「メンバーの個性を活かしながら、バンタンらしさを出すには？」

などをメンバーと顔合わせをする前に、リサーチとディスカッションを繰り返しました。

Ru:Runのメンバーとの初顔合わせ、そしてメンバーへの第1回目のプレゼンテーション。
事前資料を元に考えていたデザインイメージをプレゼン。

実際のメンバーを見て、その個々のイメージや肌、髪質、ボディのサイズ等のチェックを行いました。

ほぼ学生と同世代のRu:Runメンバーたちは、親しみやすくとっても可愛いキャラクターで、学生との距離も一気に縮まります。
Ru:Runのメンバーも学生から提案されたデザインを真剣にチェックしています。

最後にメンバーと先方の担当者と今後の方向性を再調整して、終了。

そして、ここからが本番です。

いよいよ本格的にメイクと衣装のデザインを詰めて、制作に入ります。

約1ヶ月かけて試行錯誤を繰り返して決定したデザインをRu:Runのメンバーに最終プレゼンテーション。

・Ru:Runのコンセプトに合っているか?
・デビュー曲の『ピンポン』らしさは出ているか?
・ステージで激しくダンスをしても着崩れないか?

など生地の性質も含めて妥協せず、細いことをとことん詰めて準備してきた学生たち。

最終プレゼンということで、準備している顔にも緊張感が漂います。

メンバーが入り、いよいよプレゼンスタート。

クラスを代表して今回のプロジェクトリーダーの原田さんが発表することに。

実際に皆で考え抜いたデザインが先方にOK頂けるか、緊張した面持ちで評価を待ちます。

Ru:Runのメンバー、マネージャー様共に高い評価をいただき、見事デザインは決定！
メンバーからの細い質問や、要望にひとつひとつ丁寧に応えていきます。

決定したデザインで、すぐに制作を開始して納期に間に合わせるように一気に進めます。

無事に衣装も仕上がり、ついにフィッティグの瞬間！
出来上がった衣装にメンバーが初めて袖を通します。

メンバー毎に細いサイズ調整をしたり、アイテムの最終チェックをします。

初めての衣装フィッティングにメンバーも大はしゃぎ！

皆で考えたデザインが実際に形になり、初めてクライアントの手に渡った忘れられない日となりました。

指導をしてくださった講師のSHIZUCAさんも、学生たちも感動の一瞬です。

Ru:Runのファーストシングル「熱々ピンポンショー」のジャケット撮影本番日。

皆で作った衣装が搬入され、フィッティング～ヘアメイクまでをトータルで学生たちが担当します。

メンバーとコミュニケーションをとりながら、ひとりひとりの個性とキャラクターを活かしてヘアメイク。

撮影中も何度も細いところの手直し、モニターのチェックを繰り返し、妥協はしません。

今回のシングルのテーマが「ピンポン」ということで、場所を移動し、なんと実際の卓球場でも撮影を実施することに。

いつもと違ったシチュエーションでの撮影でも、臨機応変な対応でしっかりと対応していきます。

メンバーとのオフショット。
学生　VS　Ru:Run　の卓球対決をする楽しい場面も見られました。

いよいよ学生にとってもRu:Runにとっても最大の舞台となる「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」。

世界最大級と言われるアイドルのLIVEイベントがお台場のダイバーシティで行われました！！

Ru:Runにとって初のメディア出演でもあり、学生にとっても大きな舞台で担当するヘアメイクと衣装フィッティングは初めてのこと。
大舞台を前にいつもとは違った、緊張感が漂います。

分刻みのスケジュールの中、慌ただしくヘアメイク、着替え、移動を繰り返します。
本番が近づくにつれて緊張するメンバーをリラックスさせ、最高の笑顔を創りだすのもヘアメイクの仕事です。

LIVE会場で、出番の時間が到来しステージに出て行くメンバーを見て、感極まって泣き出してしまう学生も。
5月からずっと応援してきたRu:Runの初の大舞台に、バンタン生たちも熱いものが込み上げます。

Ru:Runがイベント当日最後のLIVEに出演している最中、学生たちが初の大舞台をやりきったRu:Runメンバーに手書きでボードにメッセージを書き加え気持ちを伝えて一足先に現場終了となりました。

今回のプロジェクトは、新人アイドルのデビューを支える長期に渡ったプロジェクト。

このプロジェクトを通してクライアントであるRu:Runメンバーからたくさんの喜びの声と笑顔をもらい、学生たちにとって凝縮された学びと経験を得る機会となりました。

今後のバンタン生、そしてRu:Runの活躍をお楽しみに！