[全日制]AbemaTV“渡辺直美の高校生オーディション!”に協力*ファッションデザイン学科産学協同プロジェクト【バンタンデザイン研究所blog】

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2017.11.18大阪

授業/特別講師/講演会

メディアとのタイアップや企業からの依頼など、

「デビュープロジェクト」という形で日々産学協同のプロジェクトが行われているバンタン。

 

今回は多くの中高生から支持を得ているネット配信番組、

『AbemaTV』から配信されている、“渡辺直美の高校生オーディション!”を企画されている

(株)メディアミックス・ジャパンさまから衣装制作の依頼が入りました。

 

衣装を提供する相手は、京都在住の女子高校生、和智日菜子さん。

全国から多くのオーティション希望者が集った中の、ファイナリスト5名に残ったツワモノです。

 

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10月半ば、そのプロジェクトはスタートしました。

今回制作に関わるのは、WSファッションデザイン学科基礎科(1年生)の、安田さん・滝本さん・西内くん・西川さん・西崎さんの5人。

 

「もともとコスチュームや衣装制作に興味が合ってバンタンに入った」

という5人。

 

まずはどんな依頼者である和智さんが、どんな感じの衣装を求めているのか、

打ち合わせから始まりました。

 

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和智さん

「オーディションでは3曲歌います。曲ごとに印象を変えたくて・・・」

 

歌うことが決まっている曲は、

・『だいすき。』 井上苑子

・『やさしい気持ちで』 Superfly

・『Rusty Nail』 X JAPAN

の3曲。

 

 

バンタン生

「最後だけ、一気にテイストが変わるね!!(笑)」

 

和智さん

「最初の曲はやさしくてかわいい感じなので、雰囲気を見せるために

丸いポンポンしたものや、やわらかい素材を使ってやわらかい印象にしたいんです」

 

「でも3曲目がロックなので、一気に印象を変えたい。

ギャップでびっくりさせて、ライバルと差をつけられたらいいな。

早着替えとかもしてみたいんですけど、できますか・・・?」

 

早速、家で書いてきたという和智さんのデザインを見せてもらいました。

 

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バンタン生

「中に仕込ませるなら、着替えに差し支えないショートパンツとか忍ばせておいて、

 一気に脱ぐのがいいんじゃない?」

和智さん

「でも、できるだけ体型をきれいに見せたいので、太って見えるデザインはNGで・・・(笑)」

 

 

初対面、最初は緊張していたメンバー同士ですが、

自分達のプライベートも徐々に話せるようになり、

一通り和知さんのニーズがわかったうえで打ち合わせが終了。

 

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キーワードは、『ガーリー』『ロック』『ギャップ』。

学生達がデザイン画を数点考案し、

その後ひとまずはラインにて採用案を決めることになりました。

 

 

1週間後・・・

 

この日はトワレと使用生地のチェック、採寸の日。

 

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シーチングと呼ばれる無地の布地であらかじめ制作した、

衣装の原型のようなものを試着していきます。

 

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それに加えて使用生地の選定。

候補の生地の断片を何枚も並べ、デザイン画やトワレをみながら、

イメージに近い生地をチェック。

 

生地を選ぶときにも、バンタン生のアドバイスが入ります。

 

「かわいい雰囲気を出したかったら、チュール系の素材がいいかも」

「どっちの色がいい?この生地にこの色の組み合わせだったら

 印象が薄くなるから、思い切ってビビッドな色を使用したほうがいいと思う」

 

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仕上がりのイメージがわくよう、即興でMacでイメージを図に落とします。

 

キーワードに出ていた3曲目までのギャップは、

巻きスカートの下にタイトなミニスカートを仕込み、

スナップボタンを外す方法で仕上げてきました。

 

この頃には、和智さんバンタン生の仲もすでに深まってきた様子。

「恋バナもしたよ!」と和智さん。

 

バンタン生も、

「自分達の作った衣装が公の場で着てもらえるなんて嬉しい。

 衣装提供というかたちで和智さんとやりとりしてきて、もう既にファンです(笑)」

と、だいぶ打ち解けた様子です。

 

残るは制作のみ。

タイムリミットはごくわずか・・・

 

 

1週間後の打ち合わせは、まさに緊迫そのもの。

 

この日までに放課後や自習時間を制作に費やしてきた学生たちですが、

まだ十分ではない状態で最終の打ち合わせを迎えました。

 

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キーワードにも含まれていた1、2曲目のふんわり感・・・

実際に使用する生地で制作したところ、ボリュームが上手く出なかったようです。

 

本番まであと2日。

 

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「思ったより生地に重力がある・・・

 この中にパニエとか入れたらもっとふわっとするんだけど、すぐには無理だし・・・」

 

最終的には、チュール系の生地を何層にも重ねたものを巻きスカートの下に重ねて縫い合わせ、

ボリュームを出していくという方法にまとまりました。

 

夜通し制作したものを急いで東京のオーディション会場に郵送し、

なんとか事なきを得てプロジェクトは終了!

 

会場では無事に和智さんも着用でき、一安心です。

 

バンタン生

「もう少し時間があったらもっと納得してもらえるものを作れた・・・

 自分達がそれを計算してこの日まで持っていけなかったことが悔しい」

 

後日和智さんがオーディショングランプリを取ったという報告が!

短期間で制作した苦労が一気に報われた瞬間となりました。

 

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デザインや制作の面白さと厳しさを改めて実感するこことができた今回のプロジェクト。

デザイナーとしての仕事を目指すにあたって、リアルな仕事とはどういうものか、

より身近に感じられたのではないでしょうか。

 

ご依頼いただいた(株)メディアミックス・ジャパンさま、和智さん、ありがとうございました!

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